忍者ブログ
葛藤と逡巡と妬みと嫉みと
[25]  [24]  [23]  [22]  [21]  [20]  [19]  [18]  [17]  [16]  [15
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 息子が学校の図書室から本を借りてきていた。僕自身もやっぱり小学生の頃に読んだ、江戸川乱歩の探偵(推理)小説だった。たしか僕は子供の頃「夜光人間」を読んだ覚えがある。ただ、僕自身、探偵(推理)小説が苦手だった(頭を使うのがダメなのね)のもあり、さして江戸川乱歩の小説は読んでいないのだが……。

 懐かしさのあまり、息子から本を奪い取って、子供達を完全無視して本に没頭する。タイトルは「恐怖の魔人王」

乱歩


 読み進むにつれ、謎が謎を呼び、
「おお、懐かしい! 乱歩調の文章だ!!」
 などと感慨に耽りながら読み進み、おおよそ1時間。

 …………。

 あれ?

 明智小五郎は、結局、全く謎を解いていないぞ?

 しかも……、まあ。犯人が早い段階で予測できるのは良いとして(もう、いきなり解ってしまう)、謎が謎のまま終わっちゃってるし……。

 トリックも、動機も、何一つ明かされぬまま終わっているではないか!

 うーん。

 江戸川乱歩の少年モノは、ゴーストライターによる代筆が多かったと聴いているので、これもその類だったのかな?

 どちらかと言えば、同時収録されている「黒手組」の方が面白かった。こちらは2時間ほどかけて読んだ。と言うのは、葉書の文章なんかすぐに、「これは暗号だ!」と直感で思い、小一時間読み進めるのをやめて、暗号解読に耽ってしまったからだ。短編ながらもストーリーもこちらの方が面白かった。

 つうか、息子の初めての小説がコレでイイのだろうかと思ってしまった。
 が、まあ、いいだろう。僕的には久しぶりに懐かしさで気分が良くなったから(息子はどうでもいいのかよ?)。こんな気分になったのは、久しぶりに「のらくろ」を読んだとき以来だ。

拍手[0回]

PR
カレンダー
09 2024/10 11
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
プロフィール
HN:
Ocha
年齢:
51
HP:
性別:
男性
誕生日:
1972/11/25
職業:
会社員
趣味:
多数
自己紹介:
 若い頃は転々と職を変え、一時は教習所の教官を経験するも、結局古巣の建設業に戻り、現場監督から、現在は設計者に。
 酒と煙草と家族と亀を愛するアラフォー万年平社員。

 そして職歴と同じようにブログも転々とし、三度地面の下から復活。殆ど時事ネタを書かない、情報としては全く価値のない私的な内容を送る、読んでも全くタメにならない、どーしよーもないこのブログへようこそ。

※写真はクリックすると少し大きく表示されます。
ブログ内の検索
お気に入り
アクセス解析
Ninja Toolsを使用しています

Copyright (c)~前略・地面の下より~SeasonⅢ All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog  Photo by Kun   Icon by ACROSS  Template by tsukika


忍者ブログ [PR]