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葛藤と逡巡と妬みと嫉みと
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 昼休みに会社でネットを見ていて知ったが、昨日、米谷美久氏が亡くなったらしい。
 オリンパスカメラファンなら周知の事実だと思うが、米谷氏は、オリンパスPen(銀塩時代の)シリーズ、OMシリーズの生みの親である。あとコンパクトカメラのXAシリーズもかな。

The OM-1


 僕は特に米谷氏がどうとかはないのだけれども(直接会ったことも当然ないし)、しかし、氏がOMシリーズを開発しなかったら、たぶん写真の趣味もなかっただろうし、間接的に米谷氏にはお世話になった訳である。ニュースを見たときはちょっとショックだった。悲しいニュースである。
 米谷氏のご冥福をお祈りします。


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 さて、米谷氏の話を書いた後に、甚だ不謹慎ではあるが、気分を変えて僕の話(え? 聞きたくない?)。僕の方と言えば、昨日のプールで脱皮したばかりの皮膚がまた脱皮するという、まったくもって懲りないヤツの典型というか見本みたいな状況になってしまい、何処で聞きつけたのか所長が背中を触りに来たほどである。背中を触られるととても痛かった。洋服のタグなどが皮膚に触れると、とても痒くなるし、足の皮なんてもう大変な騒ぎだ。皮を剥いても剥いても皮が剥ける。剥けた皮の分だけ身体が細くなれば良いのだけれども、そうは問屋がイカのナントカである。悲しい。

暑


 今日は朝から雨が降っていた。
 ここの所、仕事の日となると雨が降る。お陰で自転車通勤がまったく出来ていない。また少しずつだが体重が増え始めている。一昨日所長にも言われたし、今日も僕の設計のお手伝いをして貰っている人にも言われた。見た目で解ると言うことは数値的にはトンでもない事になっているのだろう。昨日のエントリでは「飛び出る腹も気にせず」などと書いたモノの、体重計に乗るのが怖い。

涼


 別にダイエットの一環というわけではないが、最近多くの場合、夕食は豆腐だけだ。
 実はなんだか有名な豆腐屋さんから以前豆腐を買い、その豆腐にワサビが付いていたので、ワサビで豆腐を食べたらこれが大層旨かった。なので、色々な所で豆腐を買い漁り、ワサビと醤油だけの味付けで食べ比べている。一応今までの所で解ったのは、ワサビで食べる時は絹ごしの方が美味しいと言うことだろうか。

 で、それを肴に芋焼酎を飲むわけだから、結局カロリーは大量に摂っていることになるわけだ(豆腐は意外とカロリーが高いらしい)。
 しかし、ワサビ豆腐は意外と焼酎と合う。酒が進んでしまうのだ。僕のダイエット作戦は、明らかに失敗の方向に向かっていると言わざるを得ない。こちらもある意味悲しいニュースではある。

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 今日は家族で(と言っても娘は林間学校でいないが)、江戸川区民プール「江戸川区プールガーデン」に言ってきた。江戸川区民でもないのに。

 しかし、区民プールだからと言って侮るなかれ。子供用プールにスライダープール、流れるプールまであって入場料は500円、中学生まではなんと200円で、中で食事も出来るし生ビールだって売っている。至れり尽くせりの区民プールなのだ。中野区もこんなの作ってくれれば良いのに。

江戸川区民プール


 区民プールと言うと、ジジババ子供しかいないと想像していたのだが、さすがにこれだけの設備があるので、若いカップルのデートでも使われているらしく、老若男女もの凄い人出である。そりゃそうだろう、としまえんのプールに行ったらとても高くついてしまうが、ここなら一人500円で、1日中遊べるのだ。

 最初はプールサイドでお酒でも呑んでノンビリしようと思ったのだけれども、結局息子と一緒に童心に戻り泳ぎまくってしまった。楽しい。45分おきぐらいに15分休憩時間があるのだけれども、その時にちょっと呑む程度で、後は泳いだり流されたり、潜ったり蹴飛ばされたりしていた。

鉄塔と送電線


 なんだか数年ぶりにプールで泳いだような気がする。
 飛び出す腹も気にせず、今日は楽しく遊んだ。
 また行こうと思う。

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 ボスが所用で外出したので、本来なら「長」が付く人しか参加しない会議に代理で僕が参加した。ちなみに愚痴ると、うちの事務所は「長」が付く人の方が一般職より多い。社会科の時間に習ったと思うが、人口分布がそのようになると普通は社会構造が崩壊する傾向にある。あ、あと、一応念のため付け加えると、「長」が付く人というのは名前に「長」が付く人(たとえば「いかりや長助」)という意味ではない。バカにすんな? 失礼しました。

 まあ、そんな話は置いておいて。
 普通、会議というと、「だらだだら長くて、時間の割に議事が進まない」というイメージがあると思うのだが、この事務所の会議は(実は初めて出席したのだが)、案外スピーディーで論点はぶれず、代理で参加のお味噌の僕でも、理解するのに苦労しないと言う、手前味噌ではあるが、これなら集まって話し合いする意義があると思った。「報告会」という意味合いが強い会議ではあったけれども、良いセンを行っていると思った。まあ、しかし要は会議で話し合う事が重要ではなく、決定した事を現実の行動として実現出来るかどうかが問題なのだが。

1-11


 会議の最初の議題は、いわゆるトラブルの件についてで、そのトラブルが、インターネットのメールに端を発している(とは言い切れないけど、まあ、そこが最初の出発点)だったらしく(僕の部門の話ではないので、詳しくはよく解らない)、その改善策について話あっていたのだが、話を聞いていて、もの凄く良いアイデアを僕は思いついたのだが、この業界のトップを走る親会社の人達がまさかそこに気が付いていない訳はないだろうし、僕はボスの代理のお味噌なので発言は控えた。きっとそんなことは考慮済みだろう。

 会議はトップダウンの一方通行では良くない。
 色々ネットで影で叩かれたりしている我が親会社だが、ことこの事務所に限っては良い点があって、それは、偉い人達の視点が結構ぺーぺー目線であると言うこと。これは貶しているのではない。職員を甘やかしている、と言うわけでもない。意見を分け隔てなく聞き、良い意見は採用するというリベラルな雰囲気が良いのだ。

 結局、複数人数が集まって仕事をする以上、意見の相違は出てくるし、不満は絶対に出る。そこでどれだけ折り合いを付けて妥協点を見つけるかが現場的な細かい実務を行わない管理職の責務だと思う。僕にはその才能がないので(なので出世しないで未だにぺーぺーなのだ)あまり大きな口は叩けないが、うちの事務所の管理者はその才能があると思う。本当に手前味噌の話だが、今日初めてエライ人達が集う会議に来て実感した。もう、二度と参加する事はないだろうが……(要は不在のボスの為に本日の会議の内容のメモを取って帰っただけ)。

 ただ、「長」の付く人が多いのは閉口する。
 特に閉口する場面とは、朝礼で「長」の付く人全員がが次々と名前を呼ばれて喋るのだが、だいたい喋る人は決まっていて、他は「今日は特にありません」という人があまりにも多い。「今日だろ?」とツッコミたくなるのもしばしば。だったら挙手制にして言いたい人が発言すれば良いと思う。カイゼンを推進している割にはそう言う所で旧態然なのが失笑だ。連絡事項は喋りが上手な発表者を決めて纏めて言えば時間短縮になるのに……。
 今度僕が朝礼の司会当番になったら、所長、副所長の話が終わったら、試しに「言いたいことがあるエライ人は、挙手して発言してください。時間の無駄なので」と言ってみようかしら。

 ……絶対無理だな。
 まだ仕事失いたくないし。

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 何となく今、人生の岐路に立っている。

 立っているような気がする。

「気がする」だけだけど。

T字路


 帰りの電車の中、僕の前に3人の男が並んで座っていた。一人の初老の会社役員っぽい口ひげを蓄えたダンディな男性と、恐らくその部下と思われる30代後半風の男二人。風体は三人とも普通のサラリーマンと言うよりは、デザイン会社のデザイナーのような感じ。

「自分の十年後を想像出来るか?」
 初老の男が二人に聞いた。
「ええ、出来ますよ」
 と一人の男。しかし、しばし沈黙、そして「漠然とですがね……」
「確かに私も漠然とですが、想像すると、少し怖いですね」
 ともう一人の男。暫く三人は黙り、そして初老の男が口を開いた。
 初老の男は何かたぶん良いことを喋ったような気がするが、その時、僕は初老の男性のセリフを聞かずに、視線を右上に上げ、中吊り広告を見るような感じで、自分の十年後を想像してみた。

 自分の十年後。
 ダラダラと生きている筈なのに、十年後どうありたいか、ハッキリと映像としてヴィジョンが見える。そのヴィジョンを実現するために努力するかしないか、恐らくその違いだけなのだろう。

 努力した後のヴィジョンとしなかった時のヴィジョン。両方が見えた。
 僕はどちらのヴィジョンを現実に変えるのだろうか。それとも今は見えなかったもう一つのヴィジョン?

 そこまで考えた所で電車が駅に滑り込んだ。
 三人の男達は立ち上がり、僕に手刀を切りながら電車を降りていった。

 電車が再び動き出した。いつもなら電車の中では眠っているような思考状態なのに、一度グルグルと思考が動き出したらもう止まらない。
 やはり今、人生の岐路に立っているような気がする。

 それでも、やっぱり、それは「気がする」だけ、だったりなんかするんだけども。

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 仕事のストレスを趣味で発散するのは間違いだと気がつきました。
 どんな趣味をしていても、その趣味自体でストレスを感じるからです。たとえばプラモデルを作る趣味があるとして、細かい部品を組み立て、塗装して時間をかけて組み立てるという作業、うまくいかないときもあれば、失敗するときもある。そこでストレスを感じる訳です。しかし、完成すればその苦労は報われて、そこで晴れてプラモデルを作るときに発生したストレスを発散した、ということになるのでしょう。綺麗に完成すれば気持ちいいですし、上手に完成しなかったら、それは新たなストレスになる、という訳です。

橋脚


 なので、ストレス発散のために何か別な遊びをやるとか、趣味を持つというのは間違いのような気がします。特にアルコールはほとんどの場合、ストレス発散にはなり得ません。余計溜まります。ストレス発散はそのストレス発生源から処理しないとどうにも駄目なようです。
 
 仕事のストレスは仕事で発散するしかないし、家庭でのストレスは家庭で処理するしかない。趣味のストレスも趣味で発散するしかないのです。

 と、偉そうに上目線で知ったかぶっこいていますが、それが上手く切り替えて出来るのなら、誰も苦労しない訳ですよね、はい。

 失礼しました。

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 ここん所数日ネガティヴなエントリが続きましたが、本日、「僕には人にモノを教える才能がない」と言う事で僕の全ての細胞達による満場一致の合意を得て(ナンノコッチャ)、このたびめでたく脱ネガティヴと言うことに相成りました。いやはや、実は僕、学生の頃は教師になる夢があったのですが、今回のこの合意を受けて、教師にならなくて本当に良かったと思っている次第です。フゥーッ、アブねぇアブねぇ。

 と、そんなくだらない話は置いておいて、皆様、今日は日食は見られましたか? インターネットのニュースを見ると、皆既日食の見られると言われた悪石島は残念ながら悪天候だったようですね。
 
 僕はと言えば、今日は天候が悪いと言うことでしたが一応念のためカメラを会社に持っていき、朝までは日食を見る気満々だったのですが、普段グウタラのくせにこういう日に限って仕事に熱中してしまい、日食の事など完全に忘れ去っていました。すると、昼休みの終わり頃に奥様から、
「iPonで皆既日食撮れた」(原文のママ)
 とメールが。

 ちなみに「iPon」とは「iPhone」の事(余談ですが僕らが使用しているのは、3GSではなく、ただの3Gです)。僕たち夫婦はiPhoneの事を愛称で「アイポン」と言っているのです。もう一つ付け加えると、東京で見られるのは「皆既日食」ではありません。ニュースなどで皆既日食皆既日食と騒いでいるので、奥様は日食は全て「皆既日食」と言うモノだと勘違いした模様であります。

 で、そのメールには写真が添付してありました。下がその写真です。

日食(妻撮影)


 真ん中くらいに白く写っているのが太陽です。
 小さくてよく解らないかもしれませんが、拡大してみると、なるほど確かに欠けています。すごい、すごい。そしてそれに、なんだか深い蒼の中に輝く白い太陽、とても幻想的で綺麗じゃあ~りませんか(チャーリー浜風)。

 うぐぐ、なんだかちょっと悔しいのは気のせいでしょうか?
 何が悔しいって、こんな綺麗な写真をいとも簡単に何も考えず、しかも携帯電話のカメラ、おまけにそのカメラと来たら、現在の日本の携帯電話のカメラの中では最低ランクの性能であろうiPhone3G(しつこいようだが3GSではない)のカメラで、ですよ。
 僕には以前、現在の自転車、キャノンディールCAAD8になって始めてレースに参戦した時、「こりゃ自転車もイイヤツになったし、タイムも良くなるぞ?!」なんて息巻いていたら、結果は以前の自転車(GAIANT ESCAPE R1)と比べて、たいして良くならなかったという事がありました。その時、子供の頃見たアニメ、機動戦士ガンダムでの「赤い彗星シャア」のセリフ、
モビルスーツの性能の違いが戦力の決定的差ではないと言うことを教えてやる
 というのを痛いほど実感した思い出があるのですが、事、写真にしてもそうであったのかと今日身に染みて痛感しましたね。いやはや、参った、参った。あはは……。

 でも、そう考えるとガンダムって世の道理とかをあらわす教訓とか格言っぽいモノが随所にちりばめられていて、すごいですね(って、そっちかよ!)。
 

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 取り柄がない。

 人には必ず最低何か一つは取り柄があると言うが、僕にはこれと言った取り柄がない。
 ドラえもんに出てくる野比のび太でさえ、あやとりと射撃(玩具のピストルだが)と、寝ようと思えばいつでも寝れるという得意分野があるのにも関わらず、うーん。僕にはない。それとも自分の取り柄に自分が気が付いていないのだろうか。

置き場


 小学生の頃、自己診断として自分の長所と短所を書きなさいと言うのが度々あった。自分の短所と言うのはさして深く考えることもなく幾らでも箇条書きが出来たのに、長所となると、いつも「うーん」と唸って、無理矢理適当に考えついた長所を一つ二つ書く程度だった。

 でも考えると、「取り柄」ってなんだろう? こうやってたいした大病もせずに今も生きて行けるってのが最高の取り柄なのかもしれないな。でもその「取り柄」も寿命が来た時点で終わり。

 ああ。取り柄のある人が羨ましくなってついつい自分に愚痴ってしまった。失礼いたしました。

 あしたガンバロ。

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プロフィール
HN:
Ocha
年齢:
51
HP:
性別:
男性
誕生日:
1972/11/25
職業:
会社員
趣味:
多数
自己紹介:
 若い頃は転々と職を変え、一時は教習所の教官を経験するも、結局古巣の建設業に戻り、現場監督から、現在は設計者に。
 酒と煙草と家族と亀を愛するアラフォー万年平社員。

 そして職歴と同じようにブログも転々とし、三度地面の下から復活。殆ど時事ネタを書かない、情報としては全く価値のない私的な内容を送る、読んでも全くタメにならない、どーしよーもないこのブログへようこそ。

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