夕食の後、息子とリビングのソファでお互い膝を抱えながらテレビを見ていると、番組の中で、
「体長だいたい4m以上がクジラで、それ以下がイルカです」
と言っていた。
それを聞いていた僕と息子は、
「へーっ!!」
と感嘆符をハモった。
初めて知った知識に9歳の息子と36歳のオヤジが感動した瞬間である。
これは良いことを聞いたと、僕は芋焼酎、息子はペプシNEXを飲みながら、しばし感動に耽っていると、息子が突然ペプシNEXのペットボトルをテーブルに置いて、僕に向かって真剣な眼差しでこう言った。
「じゃあさぁ、クジラの子供は4mになるまでは、イルカって事?」
いつものようにネット・サーフィン(もう死語だな)をしていると、以前このブログでも紹介した、hologon158さんプレゼンツ「わが友ホロゴン・わが夢タンバール」(→の「お気に入り」に入ってます)に、興味深い記述を見つけた。僕に文章力が無い為、簡素に説明出来ないので、hologon158さんには大変申し訳ないのだけれども、それを引用させて頂くと、
とある。
なるほど、なるほど。これは良いことを聞いた。フフフフフ……。
と、これを読んだ僕が何を考えているのかと言うと……、
これである。
僕に写真の情熱を呼び戻した、某リオさん(最近はライトに夢中らしい。→の「ちまちまいぢり」参照)から譲り受けた、オリンパスのOM-1と言うカメラである(僕とほぼ同い年である)。以前僕のエントリでも記した、故・米谷美久氏が設計した銀塩一眼レフカメラだ。
このカメラ、実は、写真を撮るという行為自体に一切の電源を必要としないカメラで、時計で言えばゼンマイ式のいわゆる「手巻き」とか「自動巻き」のと言ったところか。一応、電池を入れるスペースはあるのだけれども、電池を使うのは内臓の露出計のみという完全機械式のカメラなのである。で、hologon158さんのエントリを読んだ僕は、内蔵の露出計を使わず、いわゆる「脳内露出計」で写真を撮ってみようと思い立った訳なのである。
しかし、このOM-1というカメラ、撮影の為の設定は、フィルムの感度と絞り値とシャッタースピードの3つのみ。hologon158さんのエントリの中で言う「EV値」と言うのは、機械的な撮影設定上は出てこない。恥ずかしい話だが、以前写真部に在籍していたにも関わらず、当時僕はカメラ機材の勉強に夢中で、露出に関しての勉強を(印画紙現像の露出を除いて)一切していなかった為に、「EV値」と聞いてもイマイチピンと来なかった。だけれども、21世紀の現代は便利なモノで、図書館で調べなくてもキーボードで「EV値」と軽く叩けば、もう、情報がわんさと出てくるのである。
そこで知ったのは、EV値とシャッタスピードと絞りには密接な関係があって、ある計算式で表せるのであるが、そこはほら、数学の単位を一切取らないで学校を卒業した僕のこと、撮影現場でそんな計算をするのはナンセンスである(投げてるなぁ)。まあ、この事を調べて、レンズの絞り値がなんでああいう中途半端なステップになっているのかを知って、それはそれでとても感動したのだけれども、これでは内蔵露出計なしで写真を撮るのは僕には不可能。なのでさらにネットで調べていくとついに、「フィルム感度幾つで、絞り値が幾つの時、EV値に対するシャッタスピードが幾つ」という僕でも理解できる簡単な表を見つけた。
「これならイケる!」
と、その表を早速コピーして目を皿のようにして(表現が古いか)見る。
すると、フィルム感度100で絞り値が5.6の時OM-1で使用出来る1秒~1/1000秒のシャッタスピードをEV値に対応して全て使える事が解った。幸い僕はG.ZUIKO 28mm F3.5とG.ZUIKO 50mm F1.4という使いやすい単焦点レンズを持っているので、早速これで試してみようという意見に達したのだ。
上のカメラの写真は「OM-1」というロゴの後ろにスイッチが見えるが(写真の状態は「ON」)、今日以降僕がOM-1にフィルムを通すとき、このスイッチが「ON」の位置に来ることはないだろう。もしかしたら電池抜くかも。
果たして、まともな写真にお目にかかれるのは5年後なのか10年後なのか……。はたまた撮影本数が少ないので(お小遣いの関係もあるのだ)、もしかしたら20年後かもしれない。hologon158さんのような写真を撮れるようになるには…………。それは無理か?
しかし、今日は良いことを聞いた。
お陰で写真熱がさらに燃えだしたしたようだ。
こんなテキトーな僕のブログを読んで頂いているかどうかは解らないけれども、お礼を言いたいです。
hologon158さん、ありがとうございます。
ちなみに4m以下でも、クジラの子はクジラだそうです(くわしくはこちら)。
「体長だいたい4m以上がクジラで、それ以下がイルカです」
と言っていた。
それを聞いていた僕と息子は、
「へーっ!!」
と感嘆符をハモった。
初めて知った知識に9歳の息子と36歳のオヤジが感動した瞬間である。
これは良いことを聞いたと、僕は芋焼酎、息子はペプシNEXを飲みながら、しばし感動に耽っていると、息子が突然ペプシNEXのペットボトルをテーブルに置いて、僕に向かって真剣な眼差しでこう言った。
「じゃあさぁ、クジラの子供は4mになるまでは、イルカって事?」
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いつものようにネット・サーフィン(もう死語だな)をしていると、以前このブログでも紹介した、hologon158さんプレゼンツ「わが友ホロゴン・わが夢タンバール」(→の「お気に入り」に入ってます)に、興味深い記述を見つけた。僕に文章力が無い為、簡素に説明出来ないので、hologon158さんには大変申し訳ないのだけれども、それを引用させて頂くと、
(前略)
それ以前から、露出計のないカメラばかり使ってきました。
ハッセル500C/MやレチナはEV値で露出を調節します。
EV値を合わせると、その値の絞りとシャッター速度のセットで調節できるのです。
たいへん便利なのですが、それ以上に重要なのは、隠れた利点があったことです。
EV値は、眼前の光を読む能力を培ってくれるのです。
太陽ギンギンギラギラがEV値15です。
もうほとんど色を感じられないほどに暗くなると、EV値9。
この間にあるのは7段階だけなのです。
つまり、光の強さを7段階識別できればよいだけなのです。
(ちなみに、EV値8以下になったら、手持ちでぶれない最低速度で全部撮ります。
これで、撮れるものはちゃんと撮れます。撮れないものはあきらめます)
この程度の識別は、訓練次第でどうにでもなります。
(中略)
脳内露出計はいつしか自動露出となり、露出のことを忘れることができます。
機材のことをできるだけブラックボックス化して、目の前の光景だけに心を集中させる、
これが写真を楽しむ秘訣なのではないでしょうか?
とある。
なるほど、なるほど。これは良いことを聞いた。フフフフフ……。
と、これを読んだ僕が何を考えているのかと言うと……、
これである。
僕に写真の情熱を呼び戻した、某リオさん(最近はライトに夢中らしい。→の「ちまちまいぢり」参照)から譲り受けた、オリンパスのOM-1と言うカメラである(僕とほぼ同い年である)。以前僕のエントリでも記した、故・米谷美久氏が設計した銀塩一眼レフカメラだ。
このカメラ、実は、写真を撮るという行為自体に一切の電源を必要としないカメラで、時計で言えばゼンマイ式のいわゆる「手巻き」とか「自動巻き」のと言ったところか。一応、電池を入れるスペースはあるのだけれども、電池を使うのは内臓の露出計のみという完全機械式のカメラなのである。で、hologon158さんのエントリを読んだ僕は、内蔵の露出計を使わず、いわゆる「脳内露出計」で写真を撮ってみようと思い立った訳なのである。
しかし、このOM-1というカメラ、撮影の為の設定は、フィルムの感度と絞り値とシャッタースピードの3つのみ。hologon158さんのエントリの中で言う「EV値」と言うのは、機械的な撮影設定上は出てこない。恥ずかしい話だが、以前写真部に在籍していたにも関わらず、当時僕はカメラ機材の勉強に夢中で、露出に関しての勉強を(印画紙現像の露出を除いて)一切していなかった為に、「EV値」と聞いてもイマイチピンと来なかった。だけれども、21世紀の現代は便利なモノで、図書館で調べなくてもキーボードで「EV値」と軽く叩けば、もう、情報がわんさと出てくるのである。
そこで知ったのは、EV値とシャッタスピードと絞りには密接な関係があって、ある計算式で表せるのであるが、そこはほら、数学の単位を一切取らないで学校を卒業した僕のこと、撮影現場でそんな計算をするのはナンセンスである(投げてるなぁ)。まあ、この事を調べて、レンズの絞り値がなんでああいう中途半端なステップになっているのかを知って、それはそれでとても感動したのだけれども、これでは内蔵露出計なしで写真を撮るのは僕には不可能。なのでさらにネットで調べていくとついに、「フィルム感度幾つで、絞り値が幾つの時、EV値に対するシャッタスピードが幾つ」という僕でも理解できる簡単な表を見つけた。
「これならイケる!」
と、その表を早速コピーして目を皿のようにして(表現が古いか)見る。
すると、フィルム感度100で絞り値が5.6の時OM-1で使用出来る1秒~1/1000秒のシャッタスピードをEV値に対応して全て使える事が解った。幸い僕はG.ZUIKO 28mm F3.5とG.ZUIKO 50mm F1.4という使いやすい単焦点レンズを持っているので、早速これで試してみようという意見に達したのだ。
上のカメラの写真は「OM-1」というロゴの後ろにスイッチが見えるが(写真の状態は「ON」)、今日以降僕がOM-1にフィルムを通すとき、このスイッチが「ON」の位置に来ることはないだろう。もしかしたら電池抜くかも。
果たして、まともな写真にお目にかかれるのは5年後なのか10年後なのか……。はたまた撮影本数が少ないので(お小遣いの関係もあるのだ)、もしかしたら20年後かもしれない。hologon158さんのような写真を撮れるようになるには…………。それは無理か?
しかし、今日は良いことを聞いた。
お陰で写真熱がさらに燃えだしたしたようだ。
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こんなテキトーな僕のブログを読んで頂いているかどうかは解らないけれども、お礼を言いたいです。
hologon158さん、ありがとうございます。
ちなみに4m以下でも、クジラの子はクジラだそうです(くわしくはこちら)。
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プロフィール
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誕生日:
1972/11/25
職業:
会社員
趣味:
多数
自己紹介:
若い頃は転々と職を変え、一時は教習所の教官を経験するも、結局古巣の建設業に戻り、現場監督から、現在は設計者に。
酒と煙草と家族と亀を愛するアラフォー万年平社員。
そして職歴と同じようにブログも転々とし、三度地面の下から復活。殆ど時事ネタを書かない、情報としては全く価値のない私的な内容を送る、読んでも全くタメにならない、どーしよーもないこのブログへようこそ。
※写真はクリックすると少し大きく表示されます。
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