突然フィルムで写真を撮りたくなった。
それはデジタルカメラに飽きた訳ではない。何と言えば良いのだろうか……、う~んと……、えーっと。
上手く文章では表現出来ないのだけれども、デジタルの吐き出す「クッキリ・ハッキリ」に目が疲れた……、いや、そんなこと無いな。フィルムで撮った写真だって充分「クッキリ・ハッキリ」するしな……。でもある一面ではそういう部分もあるだろう。
他には……、そうだなぁ、写真を撮った後にカメラに付いてるモニタで写真を確認する自分の姿に嫌気がさした……、いや、そんなことないな、確認できるのはデジタルの利点だし。
まあ、簡単に端的にそこら辺のもやもやっとした部分をくしゅっと丸めて有り体に言えば、「気分」って事かな(今までの理屈は何だったんだ?)。それも「気分」はもう白黒で。
実は、OMで写真に復活してからも今まで白黒フィルムで写真を撮っていたのだけれども、カラーの工程で現像出来る(つまりすぐに現像してくれる写真屋さんで現像出来る)白黒風フィルムを使っていたんだけども、今回に限っては、昔ながらの白黒フィルム(って言うのかな、つまり本物の白黒フィルム)で撮りたくなって、会社帰り、新宿の某巨大カメラ店に立ち寄った。
僕が昔使っていた白黒フィルムは、富士フィルムの「ネオパン」か、コダックの「トライ-X」で、当時はそれが街の写真屋さんにも普通に売っていたのだけれども、最近は写真屋さん自体が減ってしまって、ちょっと寂しい。まあ、時代の流れだから致し方無いのだろうけれども。そんな中、今回使うフィルムは心に決めていた。学生当時、学校にある現像液の関連と、あと、予算で長巻きを買ってあったので(つまり消耗品がタダだったので)メインは富士フィルムのネオパンSSだったのだけれども、あの当時あまり使用しなかったトライ-Xをどうしても使いたかった。あの硬調な、荒々しい感じ(あくまで僕の中のイメージ)のフィルムを使って見たくなったのだ。
心に決めたらもう買うだけ。フィルム売り場の冷蔵庫の「白黒フィルムコーナー」に行くと……。ない。トライ-Xがない。400TMAXとかいう、ヤマハのスクーターみたいな名前のフィルムや、400TXとかいうこれも何だかオートバイのような名前のフィルムはあるのだが……。店員に恐る恐る「トライ-Xって言うのは……」と聴いてみると、「あ、これですね」と、あっさり400TXを指差された。ああ、箱に小さく「TRI-X」って書いてあるわ。てへへ。知らないってのは凄いね。
と言うわけで、嬉々としてフィルムを買って家路について、家に着くと早速OM-1を引っ張り出す。ワインダーを取り外してカメラを持ってみると、これが、軽いわ小さいわで、なんだか凄くいい。ニコンD90の太いグリップと大きなボディに慣れていた手が、最初こそ違和感を覚えたモノの、暫く空シャッターを切ったりしているうちに、ニコンのデジカメの方が握りやすさを設計段階から考えているにも関わらず、昔ながらの(いや、昔のモノだが)直線的なボディに何だか手が馴染んでしまうから不思議だ。
フィルムを装填し、まだ撮られていない写真を想像し、悦に入る。しかもフィルムの場合、現像が終わるまでは写真の出来が解らないのだ。何という焦らしのテク。ドMには堪らないじゃないか(変態)。暫くしたら、このブログでOMで撮った写真を紹介できる時が来るだろう。
本来なら、フィルム現像は自分でやりたいのだけれども、機材を揃える時間が我慢できない(そこは焦らされるのイヤなのか)ので、今回現像はラボにお願いするつもり。っていうか、近所の写真屋さんに取り扱ってくれるか確認してきた(そう言うのはフットワーク軽いのだ)。自家現像は追々。ほら、あんまり手広く店を広げちゃうと、家族の目というのもあるしね、こういうのは徐々に徐々に、じわじわと行くのだよ。
取りあえずは暫くOMメインで行こうと心に誓い、夜長の秋に、OMを肴に僕は焼酎を啜るのであった。
それはデジタルカメラに飽きた訳ではない。何と言えば良いのだろうか……、う~んと……、えーっと。
上手く文章では表現出来ないのだけれども、デジタルの吐き出す「クッキリ・ハッキリ」に目が疲れた……、いや、そんなこと無いな。フィルムで撮った写真だって充分「クッキリ・ハッキリ」するしな……。でもある一面ではそういう部分もあるだろう。
他には……、そうだなぁ、写真を撮った後にカメラに付いてるモニタで写真を確認する自分の姿に嫌気がさした……、いや、そんなことないな、確認できるのはデジタルの利点だし。
まあ、簡単に端的にそこら辺のもやもやっとした部分をくしゅっと丸めて有り体に言えば、「気分」って事かな(今までの理屈は何だったんだ?)。それも「気分」はもう白黒で。
実は、OMで写真に復活してからも今まで白黒フィルムで写真を撮っていたのだけれども、カラーの工程で現像出来る(つまりすぐに現像してくれる写真屋さんで現像出来る)白黒風フィルムを使っていたんだけども、今回に限っては、昔ながらの白黒フィルム(って言うのかな、つまり本物の白黒フィルム)で撮りたくなって、会社帰り、新宿の某巨大カメラ店に立ち寄った。
僕が昔使っていた白黒フィルムは、富士フィルムの「ネオパン」か、コダックの「トライ-X」で、当時はそれが街の写真屋さんにも普通に売っていたのだけれども、最近は写真屋さん自体が減ってしまって、ちょっと寂しい。まあ、時代の流れだから致し方無いのだろうけれども。そんな中、今回使うフィルムは心に決めていた。学生当時、学校にある現像液の関連と、あと、予算で長巻きを買ってあったので(つまり消耗品がタダだったので)メインは富士フィルムのネオパンSSだったのだけれども、あの当時あまり使用しなかったトライ-Xをどうしても使いたかった。あの硬調な、荒々しい感じ(あくまで僕の中のイメージ)のフィルムを使って見たくなったのだ。
心に決めたらもう買うだけ。フィルム売り場の冷蔵庫の「白黒フィルムコーナー」に行くと……。ない。トライ-Xがない。400TMAXとかいう、ヤマハのスクーターみたいな名前のフィルムや、400TXとかいうこれも何だかオートバイのような名前のフィルムはあるのだが……。店員に恐る恐る「トライ-Xって言うのは……」と聴いてみると、「あ、これですね」と、あっさり400TXを指差された。ああ、箱に小さく「TRI-X」って書いてあるわ。てへへ。知らないってのは凄いね。
と言うわけで、嬉々としてフィルムを買って家路について、家に着くと早速OM-1を引っ張り出す。ワインダーを取り外してカメラを持ってみると、これが、軽いわ小さいわで、なんだか凄くいい。ニコンD90の太いグリップと大きなボディに慣れていた手が、最初こそ違和感を覚えたモノの、暫く空シャッターを切ったりしているうちに、ニコンのデジカメの方が握りやすさを設計段階から考えているにも関わらず、昔ながらの(いや、昔のモノだが)直線的なボディに何だか手が馴染んでしまうから不思議だ。
フィルムを装填し、まだ撮られていない写真を想像し、悦に入る。しかもフィルムの場合、現像が終わるまでは写真の出来が解らないのだ。何という焦らしのテク。ドMには堪らないじゃないか(変態)。暫くしたら、このブログでOMで撮った写真を紹介できる時が来るだろう。
本来なら、フィルム現像は自分でやりたいのだけれども、機材を揃える時間が我慢できない(そこは焦らされるのイヤなのか)ので、今回現像はラボにお願いするつもり。っていうか、近所の写真屋さんに取り扱ってくれるか確認してきた(そう言うのはフットワーク軽いのだ)。自家現像は追々。ほら、あんまり手広く店を広げちゃうと、家族の目というのもあるしね、こういうのは徐々に徐々に、じわじわと行くのだよ。
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Nikon D90+AiAF NIKKOR 35mm F2D
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プロフィール
HN:
Ocha
年齢:
52
HP:
性別:
男性
誕生日:
1972/11/25
職業:
会社員
趣味:
多数
自己紹介:
若い頃は転々と職を変え、一時は教習所の教官を経験するも、結局古巣の建設業に戻り、現場監督から、現在は設計者に。
酒と煙草と家族と亀を愛するアラフォー万年平社員。
そして職歴と同じようにブログも転々とし、三度地面の下から復活。殆ど時事ネタを書かない、情報としては全く価値のない私的な内容を送る、読んでも全くタメにならない、どーしよーもないこのブログへようこそ。
※写真はクリックすると少し大きく表示されます。
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