TRAIN TRAIN

　午前中は現場監督、午後は事務所で設計者。
　午後からの設計はさすが日曜日とあって仕事が進む進む。やっぱり電話とかで仕事が中断されないって良い。電話なんてなくなってしまえばいいのに（ボソリ）。
　大体設計というのは、図面を書き始める前までの段取りというか思考というか検討事項が終わってしまえば、いざ図面を書き始めるとそれは僕的には、すでにアウトプットのみの状態なので、外的抑圧がない限り、もの凄いスピードで進んでいくもの。なので図面を書いている間は、手は勝手にトラックボールを転がし、目はディスプレイをみつめているんだけど、頭の中は他の事を考えている事が多く、特に今日のように作図に専念できる環境だと、色々な事を考える事が出来ました。ありがとうございます（誰に言ってるんだ？）。

　最近地下鉄で通勤している軟弱者の僕なんだけど、電車の中を見ていると、その路線毎、地域毎のローカル・ルールつうか、民度の違いって言うのが実感できる。例えば今使っているHという路線の始発電車の上りなんかは、なんというか、座席に８０％くらい人が座っているんだけど（結構始発から人が乗っているのだ）、結構１人で２～３人分使って座っている人が多くて、実は立って乗っている人も多い。最近の電車って、座席がちゃんとへこんでいて、人が座る場所がきちんとわかるようになっているんだけど、わざと凹みと凹みの間に座って、足なんか組んじゃって、「絶対俺の左右には人は座らせねぇ」オーラを発している人が結構な割合でいる。ちゃんと凹みに座れば、立っている人も座れるのに、座らせない。混んでは居ないんだけど、適度に座れないという異常な世界。うーん。でも、このHという路線を使う人々にも、良いところがあって、ホームで電車を待っている間に、割り込みしたりは絶対しない。そこら辺はマナーがあるのだ。
　ところが、僕の家の側に走っているMという路線、これは、車内は皆さん整然と座り、一人でも多くの人が座れるように皆がしているのに、ホームで電車を待っている時は、並んでいると、ガンガン人が割り込んで来て、みんな前へ前へ行こうとして、もう、整列なんて誰もしていない。座席に座るのに命がけなのだ。始発あたりだとみんな座れるのにね。Hという路線とMという路線、どっちが民度が低いのだろうか？　どっちもどっちか。
　驚いたのは、以前、某有名警察官で有名な下町に事務所があったとき。あの時も夜勤明けで良くTという路線の始発電車に乗ったのだけれども、この路線も、えーっと結構始発からご老人が何処に行くのか結構乗っていて、ある日、僕が座席に座った所、向かいのおばあちゃんが、
「あら、○○さんの席取られちゃったわよ～。○○さん綾瀬で乗ってくるのに、どうしましょう」
　と、大声で指を指されて言われて、でも、左右を見渡したら、僕の左右は座席は空いてるんですよね、
「し、指定席なのかよ！　この電車！」
　と叫びたくなる衝動を抑えて小心者の僕は車両を移った覚えがあります。うーん。もう、通勤電車に座席なんてなくしてしまえば良いのに。貨物車みたいなので良いんじゃないかな。長距離通勤電車はさすがに厳しいだろうけど、都内の地下鉄とか山手線とか、いらないでしょ？　座席。で、１編成に２両くらい座席がある車両を付けて、鉄道会社が認定したご老人とか、妊婦さんとか、座らないと厳しい人を座席に座らせるようにしたほうが良いような気がするんだけど……。以前、関西のほうだったかな、「全ての座席が優先席（シルバーシート）」と言うことで、シルバーシートを撤廃したら、誰も座席を譲らなくなって、結局シルバーシートを復活したっていう話を聞いたことがあるけど、結局人間って、「弱い人を助けよう」って気持ちは、「俺以外の人がな」っていう気持ちがどこかにあるから、強制的に「座らなきゃ辛い人」用に座席を確保しなくちゃダメだと思うんだよね。でも、これは深く考えた上での発言ではないので、メールとかで突っ込まないでください。反論できるほど考え込んで書いた訳じゃないので（笑）。

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