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葛藤と逡巡と妬みと嫉みと
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 インターネットのニュースで、3年ほど前に我が家の近くでおきた、妹を殺害して、その死体をバラバラにした事件の上告審があって、その刑が確定した、というのが出ていた。

 確定した刑が罪に対して重いのか、軽いのか、それとも丁度良いのかは僕にはよく解らないけれども、こういったバラバラ殺人事件が起きると、ほぼ必ずと言っていいほど、被告側弁護人は「死体損壊罪は心神喪失によるもの」と訴える。今回の事件も、一審ではなんと、「死体損壊罪は心神喪失で無罪とし、殺人罪のみ責任能力を認めて懲役7年(求刑懲役17年)としたが」とある。まあ、今回の上告審では「心神喪失」は認められなかったらしいけど。
 
 色々な状況があって一概には言えないだろうけれども、さて、じゃあ、必ずどちらか一方に決めなければいけない究極の選択として、「殺人」と「死体損壊(バラバラね)」は、どっちが心神喪失な状態だったと言えるだろうか? と考えると、僕は「殺人」と答えるだろう。

ビルに映る変なビル


 だって、殺人というのは、(あってはならないけど)ある種の感情が絶頂になっしてしまい、我を忘れて行動に移してしまった、というのもあり得るだろう。そういう、もう、自分では何だか解らなってしまった、みたいなのを、ある種の「心神喪失状態」と言えなくもないんじゃないだろうか?

 じゃあ、死体をバラバラにする事は?

 これは、ビジュアルがオカルト的なので、「異常な精神状態でないと出来ない行為」と思われそうだが、僕はそうは思わない。

 死体をバラバラにすると言うことは、すなわち、「隠さなければならない物」を「効率的」に、「運搬し易く」なおかつ「隠蔽し易く」する行為だと僕は思うのだ。しかも小さな断片にして分散して隠蔽しておけば、発見されにくくもなるし、発見されたとしても被害者を特定するのに時間がかかる。

 つまり死体をバラバラにすると言うことは、自分の悪事の露見を恐れた故の行為という、実は異常でも何でもなく、とんでもなく冷静沈着で効率的な、そして万一犯罪が露見したとしても、心神喪失状態だったと言い逃れ出来そうだな、という考えを持った、とてつもなく計算高い冷静な精神状態だったんじゃないかと僕は思うのだけれども、どうだろう?

Nikon D90
+TAMRON AF18-200mm F/3.5-6.3 XR Di II LD Aspherical [IF](A14)

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1972/11/25
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自己紹介:
 若い頃は転々と職を変え、一時は教習所の教官を経験するも、結局古巣の建設業に戻り、現場監督から、現在は設計者に。
 酒と煙草と家族と亀を愛するアラフォー万年平社員。

 そして職歴と同じようにブログも転々とし、三度地面の下から復活。殆ど時事ネタを書かない、情報としては全く価値のない私的な内容を送る、読んでも全くタメにならない、どーしよーもないこのブログへようこそ。

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