えーっと、前回までは撮影済みのフィルムを現像タンクに装填するところまで行きましたね。で、今日はこのタンクに薬品を入れて、実際の現像処理に行きたいと思います。
現像処理しようよ!!
さて、最初に、連載(なのか?)第一回に作った薬品を指定量ビーカーに入れて準備します。
僕の使っているLPLの35ミリ1本用のタンクは、薬液を250ミリリットル使いますので、現像液、停止液、定着液を250ミリリットル、それぞれ別のビーカーに入れます。現像液はそのまま使用して再利用が普通ですが、僕の場合は水と1:1に割って使い捨てしますので、現像液125ミリリットルと水125ミリリットルで現像処理直前に作ります。割らないで再利用の人は、当然、現像液250ミリリットルです。
作業場所ですが、水が調達出来るところなら、何処でも良いです。キッチン、洗面所、お風呂場、もしかしたらトイレでもOKです。僕の場合はキッチンです。僕がキッチンでやる理由というのは、現像処理、特にその中でも現像液の処理は液温がとても大事になります。そうなると、室温も処理液温に近いのが望ましいので、冬なら暖房、夏なら冷房の効くキッチンで作業します。バット、もしくは桶に処理温度と同じ温度の水を少量張って、その中に処理液を入れたビーカーを入れて温度を保つのです。
この処理温度というのはとても大事で、特に現像液処理は温度によって処理時間が変わります。薬液を作るのも大雑把だった僕ですが、この温度調節だけは慎重に行います。
温度調節には2種類あって、現在の薬液の温度で処理時間を変えるパターンと、薬液を好みの温度に調節して、決まった処理時間にするパターン。僕は後者になります。というのは、処理温度が変わると、フィルムの仕上がりも変わるのです。なので、同じような結果を望むのであれば、同じ温度、同じ処理時間にした方が良い、と言うことになるわけですね。
と、言うわけで、僕の場合、桶に張った水を温度調節して、薬液温度を調節します。こういうとき、給湯器があるととっても便利ですね。現像液に限っては直接液温をはかり、桶に張った水に冷水を加えたり温水を加えたりして現像液が望みの温度になるまできっちりやります。僕の場合、桶に張った水用と現像液用の2本の水温計を使って居ます。
液温が調節出来たら、早速処理を始めましょう。
まず、タンクの一番上の小さなキャップを開きます。ここは開けてもタンクの中に光は入らない構造になってます。不思議ですね。
で、キャップを開けた口から薬液を入れます。写真ではタンクを置いてありますが、実際は左手でタンクを斜めにした方がスムーズに入ります。
まずは現像液からですが、処理時間は現像液のパッケージに書いてある時間を守るのが基本ですが、他のやり方は人それぞれちょっとずつ違いますので、ここからは「僕のやり方」と言うことで進めて行きます。大事なのは「毎回決まった処理方法をする」と言うことです。そうすることでデーターが取れ、次の作業方針が決まってくるのです。
さて、実際の処理ですが、僕の場合は現像液を入れる直前にキッチンタイマーを作動させて時間を計ります。そして現像液を入れて蓋を閉めます。僕の場合蓋が閉まるところで大体15秒。で、タンク内にあるかも知れない気泡を取るため(気泡があるとムラになります)、ガンガンとタンクの底を堅いところで叩き、1分間連続攪拌を行います(つまり経過時間1分15秒まで)。攪拌が終わったら45秒静かにタンクを桶の中に置いて安静にします(病人か)。で、その後15秒攪拌して45秒安静を処理終了まで繰り返します。
先にも書きましたが、安静中は桶の中の水に浸しておくと温度が変化しにくくて良いです、が、あんまり一杯水を張っておくと水がタンク内に進入するか、液が漏れだしてくる可能性があるので、要注意です。間違っても水没させないように、張る水はそこそこに。
攪拌は、このタンクの場合、タンク自体を上下逆さまにしてタンク内の液を循環させる事で行います。
こんな感じです。
かと言って、お酒のシェイカーの用に素早くやる必要はありません。上下の1往復で僕の場合約2秒ほどです。中に入っている薬液がコポコポと動いているのを実感出来る程度ですね。
現像指定時間の10秒前になったら現像液を排出します。そして次は停止液を入れます。停止液を入れ始めた時に丁度現像処理時間が終了するようにするようにします。つまり僕の場合の現像処理は、現像液が入った瞬間から、停止液が入るまで、ということになります。
現像液は時間に対してシビアでしたが、ここからはさほど焦らなくても大丈夫です。液温も現像液ほどシビアにならなくても大丈夫です。
停止液は処理時間1分。まず30秒間の連続攪拌、そして30秒間の安静(だから病人か)の後、停止液を排出します。
次は定着液です。
定着液、僕の場合は10分です。現像液と全く同じプロセスで、1分間連続攪拌し、そのあと45秒のお休みし、15分の攪拌の繰り返しです。
定着液は再利用します。なので、捨てずに処理時間が終了したらビーカーに戻し、そのあとにポリタンクに戻して下さい。
定着作業が終わったら、僕はQWを使用するので、その前に予備水洗です。定着液を綺麗に洗い流します。ここまで来ると、もう、タンクの大きい方を開けても大丈夫なので、大きな蓋を開けて、水をジャーっと入れて、一杯になったら捨て、また水をジャーっと入れる置換式水洗を行います。約1分。
予備水洗が終わったら、QWです。
多分、浸けておけば良いのでしょうが、僕の場合はもう一度蓋を閉めて、1分間攪拌します。そして2分間の安静のトータル3分。
QWが終わったら本水洗です。
タンクからリールを取り出し、水を張った大きめのビーカーなどにドボンと入れて、ちょろちょろと水を流します。この際放置しても大丈夫です。10分以上やれば良いでしょう。
水洗の水の温度はあまりシビアにならなくても良いですが、余り低温だったり、極端に高温だったりするとフィルムがビックリするので、ま、極端に高温になることはないでしょうが、冬場などは水温が10℃を切る場合もあるかもしれないので、そこら辺は注意です。こういうとき給湯器があると、とても便利です。
水洗が終わったら、今度は乾燥です。
埃の少ないところに、フィルムをフィルムクリップで挟み、リールから繰り出していきます。僕の場合は乾燥はお風呂場です。一回お風呂場でお湯のシャワーをジャーっと出しておけば埃は静まるし、風呂場のドアを閉めて置けば埃の進入も防げます。ただ、乾燥時間中に家族がお風呂に入らないように事前確認が必要ですが……。
フィルムを吊したら、写真用スポンジ2個でフィルムをハサミ、上から下へフィルムへ付いた水滴を数回拭って行きます。スポンジは、写真用品店に売っている写真用スポンジを使って下さい。スポンジは濡らした上で固く絞ったモノを。間違っても普通の食器洗い用のスポンジは使わないで下さい。水分をあらかた拭き取ったら、乾燥するまで待ちます。
乾燥したかどうかは、フィルムの何も写っていない部分(上下にあるはずです)を手で触って乾いていたらOKです。
乾燥が終わったら、指紋が付かないように手袋をして(これも写真用品店に売ってます)、6コマ毎に切断してネガシートに入れます。白い手袋をすると世代によっては踊りたくなるかもしれませんが、そこはグッと我慢して下さい。
これでフィルム現像処理、完了です。
文章で見るともの凄く難しそうですが、やってみればとても簡単です。肝心なのは現像液の処理時間です。
書いていても、なんだか小難しそうに僕自身感じましたが、聞くと(読むと)やるとではずいぶん違います。結構簡単ですよ。最初は緊張しますが、何回かやるともう、鼻歌交じりになるほです。
ちょっと言葉足らずな部分があるかもしれませんが、いろいろなサイトで現像方法は紹介されています。僕より詳しいサイトが一杯あるので、そちらも参考に。また、先にも書きましたが、人それぞれ少しずつやり方も違うと思うので、自分に合ったやり方でやってみて下さい。その際の注意点は、1度決めたやり方は、暫くは変えない事です。チョクチョク変えてしまうと、「どういう風にすればこうなる」というデーターが取れなくなってしまうのです。
最後に僕の現像データーです。
現像液 D-76 1:1希釈 20℃ 10分
停止液 酢酸 1分
定着液 スーパーフジフィックス 10分
予備水洗 1分
QW 3分
水洗 10分
皆様、良い写真ライフを!!
(2011.01.10追記)上記のデーターは、コダックTri-XをEI200で撮影した場合のものです。言葉足らずですいません(汗
現像処理しようよ!!
さて、最初に、連載(なのか?)第一回に作った薬品を指定量ビーカーに入れて準備します。
僕の使っているLPLの35ミリ1本用のタンクは、薬液を250ミリリットル使いますので、現像液、停止液、定着液を250ミリリットル、それぞれ別のビーカーに入れます。現像液はそのまま使用して再利用が普通ですが、僕の場合は水と1:1に割って使い捨てしますので、現像液125ミリリットルと水125ミリリットルで現像処理直前に作ります。割らないで再利用の人は、当然、現像液250ミリリットルです。
作業場所ですが、水が調達出来るところなら、何処でも良いです。キッチン、洗面所、お風呂場、もしかしたらトイレでもOKです。僕の場合はキッチンです。僕がキッチンでやる理由というのは、現像処理、特にその中でも現像液の処理は液温がとても大事になります。そうなると、室温も処理液温に近いのが望ましいので、冬なら暖房、夏なら冷房の効くキッチンで作業します。バット、もしくは桶に処理温度と同じ温度の水を少量張って、その中に処理液を入れたビーカーを入れて温度を保つのです。
この処理温度というのはとても大事で、特に現像液処理は温度によって処理時間が変わります。薬液を作るのも大雑把だった僕ですが、この温度調節だけは慎重に行います。
温度調節には2種類あって、現在の薬液の温度で処理時間を変えるパターンと、薬液を好みの温度に調節して、決まった処理時間にするパターン。僕は後者になります。というのは、処理温度が変わると、フィルムの仕上がりも変わるのです。なので、同じような結果を望むのであれば、同じ温度、同じ処理時間にした方が良い、と言うことになるわけですね。
と、言うわけで、僕の場合、桶に張った水を温度調節して、薬液温度を調節します。こういうとき、給湯器があるととっても便利ですね。現像液に限っては直接液温をはかり、桶に張った水に冷水を加えたり温水を加えたりして現像液が望みの温度になるまできっちりやります。僕の場合、桶に張った水用と現像液用の2本の水温計を使って居ます。
液温が調節出来たら、早速処理を始めましょう。
まず、タンクの一番上の小さなキャップを開きます。ここは開けてもタンクの中に光は入らない構造になってます。不思議ですね。
で、キャップを開けた口から薬液を入れます。写真ではタンクを置いてありますが、実際は左手でタンクを斜めにした方がスムーズに入ります。
まずは現像液からですが、処理時間は現像液のパッケージに書いてある時間を守るのが基本ですが、他のやり方は人それぞれちょっとずつ違いますので、ここからは「僕のやり方」と言うことで進めて行きます。大事なのは「毎回決まった処理方法をする」と言うことです。そうすることでデーターが取れ、次の作業方針が決まってくるのです。
さて、実際の処理ですが、僕の場合は現像液を入れる直前にキッチンタイマーを作動させて時間を計ります。そして現像液を入れて蓋を閉めます。僕の場合蓋が閉まるところで大体15秒。で、タンク内にあるかも知れない気泡を取るため(気泡があるとムラになります)、ガンガンとタンクの底を堅いところで叩き、1分間連続攪拌を行います(つまり経過時間1分15秒まで)。攪拌が終わったら45秒静かにタンクを桶の中に置いて安静にします(病人か)。で、その後15秒攪拌して45秒安静を処理終了まで繰り返します。
先にも書きましたが、安静中は桶の中の水に浸しておくと温度が変化しにくくて良いです、が、あんまり一杯水を張っておくと水がタンク内に進入するか、液が漏れだしてくる可能性があるので、要注意です。間違っても水没させないように、張る水はそこそこに。
攪拌は、このタンクの場合、タンク自体を上下逆さまにしてタンク内の液を循環させる事で行います。
こんな感じです。
かと言って、お酒のシェイカーの用に素早くやる必要はありません。上下の1往復で僕の場合約2秒ほどです。中に入っている薬液がコポコポと動いているのを実感出来る程度ですね。
現像指定時間の10秒前になったら現像液を排出します。そして次は停止液を入れます。停止液を入れ始めた時に丁度現像処理時間が終了するようにするようにします。つまり僕の場合の現像処理は、現像液が入った瞬間から、停止液が入るまで、ということになります。
現像液は時間に対してシビアでしたが、ここからはさほど焦らなくても大丈夫です。液温も現像液ほどシビアにならなくても大丈夫です。
停止液は処理時間1分。まず30秒間の連続攪拌、そして30秒間の安静(だから病人か)の後、停止液を排出します。
次は定着液です。
定着液、僕の場合は10分です。現像液と全く同じプロセスで、1分間連続攪拌し、そのあと45秒のお休みし、15分の攪拌の繰り返しです。
定着液は再利用します。なので、捨てずに処理時間が終了したらビーカーに戻し、そのあとにポリタンクに戻して下さい。
定着作業が終わったら、僕はQWを使用するので、その前に予備水洗です。定着液を綺麗に洗い流します。ここまで来ると、もう、タンクの大きい方を開けても大丈夫なので、大きな蓋を開けて、水をジャーっと入れて、一杯になったら捨て、また水をジャーっと入れる置換式水洗を行います。約1分。
予備水洗が終わったら、QWです。
多分、浸けておけば良いのでしょうが、僕の場合はもう一度蓋を閉めて、1分間攪拌します。そして2分間の安静のトータル3分。
QWが終わったら本水洗です。
タンクからリールを取り出し、水を張った大きめのビーカーなどにドボンと入れて、ちょろちょろと水を流します。この際放置しても大丈夫です。10分以上やれば良いでしょう。
水洗の水の温度はあまりシビアにならなくても良いですが、余り低温だったり、極端に高温だったりするとフィルムがビックリするので、ま、極端に高温になることはないでしょうが、冬場などは水温が10℃を切る場合もあるかもしれないので、そこら辺は注意です。こういうとき給湯器があると、とても便利です。
水洗が終わったら、今度は乾燥です。
埃の少ないところに、フィルムをフィルムクリップで挟み、リールから繰り出していきます。僕の場合は乾燥はお風呂場です。一回お風呂場でお湯のシャワーをジャーっと出しておけば埃は静まるし、風呂場のドアを閉めて置けば埃の進入も防げます。ただ、乾燥時間中に家族がお風呂に入らないように事前確認が必要ですが……。
フィルムを吊したら、写真用スポンジ2個でフィルムをハサミ、上から下へフィルムへ付いた水滴を数回拭って行きます。スポンジは、写真用品店に売っている写真用スポンジを使って下さい。スポンジは濡らした上で固く絞ったモノを。間違っても普通の食器洗い用のスポンジは使わないで下さい。水分をあらかた拭き取ったら、乾燥するまで待ちます。
乾燥したかどうかは、フィルムの何も写っていない部分(上下にあるはずです)を手で触って乾いていたらOKです。
乾燥が終わったら、指紋が付かないように手袋をして(これも写真用品店に売ってます)、6コマ毎に切断してネガシートに入れます。白い手袋をすると世代によっては踊りたくなるかもしれませんが、そこはグッと我慢して下さい。
これでフィルム現像処理、完了です。
文章で見るともの凄く難しそうですが、やってみればとても簡単です。肝心なのは現像液の処理時間です。
書いていても、なんだか小難しそうに僕自身感じましたが、聞くと(読むと)やるとではずいぶん違います。結構簡単ですよ。最初は緊張しますが、何回かやるともう、鼻歌交じりになるほです。
ちょっと言葉足らずな部分があるかもしれませんが、いろいろなサイトで現像方法は紹介されています。僕より詳しいサイトが一杯あるので、そちらも参考に。また、先にも書きましたが、人それぞれ少しずつやり方も違うと思うので、自分に合ったやり方でやってみて下さい。その際の注意点は、1度決めたやり方は、暫くは変えない事です。チョクチョク変えてしまうと、「どういう風にすればこうなる」というデーターが取れなくなってしまうのです。
最後に僕の現像データーです。
現像液 D-76 1:1希釈 20℃ 10分
停止液 酢酸 1分
定着液 スーパーフジフィックス 10分
予備水洗 1分
QW 3分
水洗 10分
皆様、良い写真ライフを!!
(2011.01.10追記)上記のデーターは、コダックTri-XをEI200で撮影した場合のものです。言葉足らずですいません(汗
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えーっと、だいぶ時間が開いてしまいましたが、白黒フィルム現像シリーズの今日は、その2です。題して、
フィルムを現像タンクに入れようよ!
先ず必要な物は、上の写真のように、現像タンクとリール、撮影済みフィルムとハサミ、そしてダークバック(右端の黒い袋ですね)です。ダークバックは家に完全暗室が作れるのなら必要ありません。よく写真の現像のシーンで赤い光の中で作業するイメージがありますが、あれは印画紙現像の時で、フィルム現像の場合、フィルムをタンクに詰めるまでは完全な暗闇が必要です。なのであったほうがよいでしょう。ダークバックは大きい方が使いやすいです。迷わず一番大きいモノを買いましょう。
で、これらをダークバックに詰める前に、フィルムのベロの部分を切ります。
普通、撮影が終わって一杯まで巻き上げるとベロは出ていませんが、巻き戻しノブのあるカメラだとパトロネからフィルムを少し出した状態で止められるのでそのようにします。全部巻き取ってしまった場合は、フィルムピッカーを使ってベロを出すか、ダークバックの中でパトロネを開封するかありません。
ともかく、フィルムのベロを切断し、タンクとリールとフィルムとハサミをダークバックの中に納めます。一回作業が始まったら途中でダークバックを開けることは出来ないので忘れ物のないように。
さて、ここからはダークバックの中でフィルムをリールに巻く作業になります。写真では明るい場所でやっていますが、絶対にダークバックの中か完全暗室の中で行って下さい。
フィルムをリールに巻き付けます。
リールの中心に、フィルムの上下に開いている穴(パーフォレーションと言います)に引っかける爪がついているので、それに引っかけます。写真のようにフィルムの上下を少し押して、フィルムをかまぼこ形にすると、リールの中に入れやすいです。
爪に引っかけたら、最初は強く、フィルムを引っ張りながらリールを回転させるようにして巻き付けていきます。暫くして、2~3巻きしたら、今度はフィルムを押し込むようにして巻き付けます。すこし巻いたらフィルムを前後してみて、すこしフィルムに遊び(前後に少し動く状態)があればOKです。少し巻いては遊びを確認しながらフィルムを全部巻いて行きます。36枚撮りフィルムなら、丁度リールの最後位まで巻けます(場合によっては少しフィルムが余ってしまうくらい)ので、異常にフィルムが余ったり、またはその逆でリールの最後に来る前にフィルムが終わってしまったりしたら、それは巻き込みに失敗しているという事なので、またリールから引っ張り出して巻き直します。
この作業は、最初は絶対に上手く行かないので(上手く行ったらそれはビキナーズ・ラックだと思って下さい)、明るい場所でフィルムを一本無駄にして何回も練習した方が良いでしょう。巻き込み異常があるときは何かしらのいつもと違う感触が手に伝わるので、最初は観察しながら、慣れてきたら目を瞑って変な感触があったときは目を開けて確認して練習すると、そのうち手の方が巻き方を覚えて行きます。自動車の運転と同じで、頭であれこれ考えるより、身体が覚えるまで練習あるのみです。
フィルムをリールに巻き終わったら、パトロネぎりぎりでフィルムを切り(手を切らないように注意)タンクにリールを収めます。このタンクの場合はリールの上下は関係ありません。
そしてしっかりと蓋を閉め、完了です。
蓋を閉めたら、もうダークバックの中から出して大丈夫ですが、外に出してから蓋の部分を持って持ち上げて蓋が開いてしまったり、落として蓋でも開いてしまえば、もう全てがパァですから、取り扱いには充分気をつけて下さい。
と、言うことで、フィルムをリールに巻いて、タンクに収める所までは終了です。
今度気が向いたときには、実際に薬品を使った現像のプロセスを紹介します。
ちなみに今回は両手が塞がっているので、写真は娘と息子に撮って貰いました。サンクスです。
フィルムを現像タンクに入れようよ!
先ず必要な物は、上の写真のように、現像タンクとリール、撮影済みフィルムとハサミ、そしてダークバック(右端の黒い袋ですね)です。ダークバックは家に完全暗室が作れるのなら必要ありません。よく写真の現像のシーンで赤い光の中で作業するイメージがありますが、あれは印画紙現像の時で、フィルム現像の場合、フィルムをタンクに詰めるまでは完全な暗闇が必要です。なのであったほうがよいでしょう。ダークバックは大きい方が使いやすいです。迷わず一番大きいモノを買いましょう。
で、これらをダークバックに詰める前に、フィルムのベロの部分を切ります。
普通、撮影が終わって一杯まで巻き上げるとベロは出ていませんが、巻き戻しノブのあるカメラだとパトロネからフィルムを少し出した状態で止められるのでそのようにします。全部巻き取ってしまった場合は、フィルムピッカーを使ってベロを出すか、ダークバックの中でパトロネを開封するかありません。
ともかく、フィルムのベロを切断し、タンクとリールとフィルムとハサミをダークバックの中に納めます。一回作業が始まったら途中でダークバックを開けることは出来ないので忘れ物のないように。
さて、ここからはダークバックの中でフィルムをリールに巻く作業になります。写真では明るい場所でやっていますが、絶対にダークバックの中か完全暗室の中で行って下さい。
フィルムをリールに巻き付けます。
リールの中心に、フィルムの上下に開いている穴(パーフォレーションと言います)に引っかける爪がついているので、それに引っかけます。写真のようにフィルムの上下を少し押して、フィルムをかまぼこ形にすると、リールの中に入れやすいです。
爪に引っかけたら、最初は強く、フィルムを引っ張りながらリールを回転させるようにして巻き付けていきます。暫くして、2~3巻きしたら、今度はフィルムを押し込むようにして巻き付けます。すこし巻いたらフィルムを前後してみて、すこしフィルムに遊び(前後に少し動く状態)があればOKです。少し巻いては遊びを確認しながらフィルムを全部巻いて行きます。36枚撮りフィルムなら、丁度リールの最後位まで巻けます(場合によっては少しフィルムが余ってしまうくらい)ので、異常にフィルムが余ったり、またはその逆でリールの最後に来る前にフィルムが終わってしまったりしたら、それは巻き込みに失敗しているという事なので、またリールから引っ張り出して巻き直します。
この作業は、最初は絶対に上手く行かないので(上手く行ったらそれはビキナーズ・ラックだと思って下さい)、明るい場所でフィルムを一本無駄にして何回も練習した方が良いでしょう。巻き込み異常があるときは何かしらのいつもと違う感触が手に伝わるので、最初は観察しながら、慣れてきたら目を瞑って変な感触があったときは目を開けて確認して練習すると、そのうち手の方が巻き方を覚えて行きます。自動車の運転と同じで、頭であれこれ考えるより、身体が覚えるまで練習あるのみです。
フィルムをリールに巻き終わったら、パトロネぎりぎりでフィルムを切り(手を切らないように注意)タンクにリールを収めます。このタンクの場合はリールの上下は関係ありません。
そしてしっかりと蓋を閉め、完了です。
蓋を閉めたら、もうダークバックの中から出して大丈夫ですが、外に出してから蓋の部分を持って持ち上げて蓋が開いてしまったり、落として蓋でも開いてしまえば、もう全てがパァですから、取り扱いには充分気をつけて下さい。
と、言うことで、フィルムをリールに巻いて、タンクに収める所までは終了です。
今度気が向いたときには、実際に薬品を使った現像のプロセスを紹介します。
ちなみに今回は両手が塞がっているので、写真は娘と息子に撮って貰いました。サンクスです。
昨日から子供達が体調を崩し、昨日は奥様、今日は僕が会社を休んで看病しました。看病と言っても、さすがに殆ど子供達は寝ているだけなので、時間が余って仕方がないので、仕事で疲れたことを理由に行っていなかった白黒フィルムの現像を、子供達が寝ている隙にやってみました(酷い親ですね)。
結果は、20年以上ぶりなのに、とても上手に出来ました。ちょっと嬉しかったです。
基本的にフィルム現像と言うのは難しい事はなく、決まった工程を決まった時間行えば、誰にでもちゃんとしたフィルムを作る事が出来ます。失敗の一番の要因は、フィルムをタンクに入れるために、リールに巻きとるんですが、その時にフィルムとフィルムを重ね合わせてしまい、その部分だけ現像されないといった準備ミスでしょう。
久し振りにやった現像がとっても上手くいったので、気をよくして調子に乗って、白黒フィルム現像のハウ・トゥみたいな事を書いていきたいと思います。興味無い人が殆どでしょうが、そこは諦めてくださいね。
まず最初に、今日は現像に必要な薬品類を作って行くところをご紹介しましょう。
薬品を作ろうよ!
●現像液
色々なメーカーから色々な現像液が出てますが、僕はTRI-Xを使っていると言うのもあって、コダックのD-76を使用します。粉末で溶かすタイプで、僕は1リットル用を使用しました。
作り方はどんな現像液も袋に書いてあります。D-76の場合、「52℃の水828ミリリットルに薬品が底に沈まないようにゆっくり加え完全に溶解するまで攪拌し、1リットルになるよう水を加える」とあります。
またずいぶん細かい数字が出てきますね、52℃とか、828ミリリットルとか。多分、アメリカ製なので、温度は華氏に、リットルはガロンみたいにするとぴったり行くのかも知れませんが良く解りません。本来ならこの規定通りにやるのが筋(というか化学の世界では常識なのでしょう)ですが、僕は性格が大雑把なので、給湯器から出た50℃前後の850ミリリットルくらいのお湯で溶かします。給湯器の温度はあまり信用出来ないので、一応水温計で温度を測ります。我が家の給湯器の場合、「高温」で、やっと50℃でした(48℃表示の時は45℃程度でした)。本来なら、水道水をそのまま使うべきでは無いのでしょうが(蒸留水とか純水とかを使う)、僕はそこら辺も気にしないので、そのまま蛇口からスルーの水で行きます。以下の薬品も同じです。
お湯で作るので、現像の前日とかに作って置くと良いでしょう。冷まさないといけないんでね。
現像液、出来た液をそのまま使うなら再利用ですが、僕は現像時にさらに1:1に希釈するので、使い捨てになります。
●停止液
停止液は「酸」を使います。
現像液はアルカリ性なので、現像行為をストップさせるために、酸性の液体で進行を止めると言うわけです。メジャーな所では「酢酸」です。知らなかったのですが石墨さんに教えて貰ったところ、クエン酸での停止も最近メジャーなようで、写真用品屋さんに売っていました。まあ、酸性ならなんでも良いのかも知れません(テキトーですね)。実際はタダの水でもオッケーです。ま、諸々の理由で(特に精神的)一度は水停止を考えましたが、学生の頃も使っていた酢酸で停止液を作ります。
と、言う事で酢酸です。
学生の頃は富士の50%酢酸を使っていましたが、量が多くて重いので、今回は90%の小さいボトルの酢酸です。
停止液は、酢酸を1.5%~3%の濃度(だと思った。間違っていたら教えて下さい)に薄めたものを使います。なので、メスシリンダーで17ミリリットルの酢酸を1リットルの水に溶いて作りました(大雑把だなぁ)
●定着液
昔は粉末であったのですが、どこを探しても売って無くて、結局液体のを買ってきました。液体は溶くのは楽なんですが、液体ゆえ、買って持って帰ってくるとき重いしがさばるんですよねぇ。
定着液も色々種類が出ていますが、印画紙現像をしない僕は硬膜処理剤(っていうのかな)が配合されている、富士フィルム制の迅速定着液です。
この薬品、箱の何処にも調合法が書いていないのですが、フィルム用は原液1に対して水を2と書いてあったので、我が家にある保存用ポリビンの都合により、原液300ミリリットルに600ミリリットルの水を加えて900ミリリットルの使用液を作りました。
●水洗促進剤
別に無くても良いのですが、使わないと定着処理後の水洗いが長くなるので、せっかちな僕には必須な薬液。富士フィルムから「富士QW」と言うのが発売されているのでそれを使います。
これは2リットルの水に粉末を全部溶いて使います。なので、我が家ではQW用の保存ポリビンだけ2リットルです。
出来上がった使用液は綺麗な水色になります。綺麗ですね。でも、間違ってもこれをかき氷に掛けたりしないで下さい。絶対にブルーハワイの味にはなりませんからね。
……と、言う事で、僕の使用する薬剤は以上です。
攪拌には一応こういうビーカーを使うと良いでしょう。安いですしね。攪拌も攪拌棒があると便利です。割り箸とかでも良いですけど、割り箸は水分を吸収するので、薬品をを攪拌した割り箸で他の薬液を溶くのは止めたほうが良いでしょう。
保存はこういうポリビンがあると便利ですし、「これは薬品だぞ!」というオーラをだして家族を近づけない為には良いですが、別に日が当たらないところに置くならばペットボトルでも大丈夫だと思います。が、間違っても飲んだりしないように注意しましょう。
気が向いたら、今度は現像のプロセスを紹介したいと思います。
結果は、20年以上ぶりなのに、とても上手に出来ました。ちょっと嬉しかったです。
基本的にフィルム現像と言うのは難しい事はなく、決まった工程を決まった時間行えば、誰にでもちゃんとしたフィルムを作る事が出来ます。失敗の一番の要因は、フィルムをタンクに入れるために、リールに巻きとるんですが、その時にフィルムとフィルムを重ね合わせてしまい、その部分だけ現像されないといった準備ミスでしょう。
久し振りにやった現像がとっても上手くいったので、気をよくして調子に乗って、白黒フィルム現像のハウ・トゥみたいな事を書いていきたいと思います。興味無い人が殆どでしょうが、そこは諦めてくださいね。
まず最初に、今日は現像に必要な薬品類を作って行くところをご紹介しましょう。
薬品を作ろうよ!
●現像液
色々なメーカーから色々な現像液が出てますが、僕はTRI-Xを使っていると言うのもあって、コダックのD-76を使用します。粉末で溶かすタイプで、僕は1リットル用を使用しました。
作り方はどんな現像液も袋に書いてあります。D-76の場合、「52℃の水828ミリリットルに薬品が底に沈まないようにゆっくり加え完全に溶解するまで攪拌し、1リットルになるよう水を加える」とあります。
またずいぶん細かい数字が出てきますね、52℃とか、828ミリリットルとか。多分、アメリカ製なので、温度は華氏に、リットルはガロンみたいにするとぴったり行くのかも知れませんが良く解りません。本来ならこの規定通りにやるのが筋(というか化学の世界では常識なのでしょう)ですが、僕は性格が大雑把なので、給湯器から出た50℃前後の850ミリリットルくらいのお湯で溶かします。給湯器の温度はあまり信用出来ないので、一応水温計で温度を測ります。我が家の給湯器の場合、「高温」で、やっと50℃でした(48℃表示の時は45℃程度でした)。本来なら、水道水をそのまま使うべきでは無いのでしょうが(蒸留水とか純水とかを使う)、僕はそこら辺も気にしないので、そのまま蛇口からスルーの水で行きます。以下の薬品も同じです。
お湯で作るので、現像の前日とかに作って置くと良いでしょう。冷まさないといけないんでね。
現像液、出来た液をそのまま使うなら再利用ですが、僕は現像時にさらに1:1に希釈するので、使い捨てになります。
●停止液
停止液は「酸」を使います。
現像液はアルカリ性なので、現像行為をストップさせるために、酸性の液体で進行を止めると言うわけです。メジャーな所では「酢酸」です。知らなかったのですが石墨さんに教えて貰ったところ、クエン酸での停止も最近メジャーなようで、写真用品屋さんに売っていました。まあ、酸性ならなんでも良いのかも知れません(テキトーですね)。実際はタダの水でもオッケーです。ま、諸々の理由で(特に精神的)一度は水停止を考えましたが、学生の頃も使っていた酢酸で停止液を作ります。
と、言う事で酢酸です。
学生の頃は富士の50%酢酸を使っていましたが、量が多くて重いので、今回は90%の小さいボトルの酢酸です。
停止液は、酢酸を1.5%~3%の濃度(だと思った。間違っていたら教えて下さい)に薄めたものを使います。なので、メスシリンダーで17ミリリットルの酢酸を1リットルの水に溶いて作りました(大雑把だなぁ)
●定着液
昔は粉末であったのですが、どこを探しても売って無くて、結局液体のを買ってきました。液体は溶くのは楽なんですが、液体ゆえ、買って持って帰ってくるとき重いしがさばるんですよねぇ。
定着液も色々種類が出ていますが、印画紙現像をしない僕は硬膜処理剤(っていうのかな)が配合されている、富士フィルム制の迅速定着液です。
この薬品、箱の何処にも調合法が書いていないのですが、フィルム用は原液1に対して水を2と書いてあったので、我が家にある保存用ポリビンの都合により、原液300ミリリットルに600ミリリットルの水を加えて900ミリリットルの使用液を作りました。
●水洗促進剤
別に無くても良いのですが、使わないと定着処理後の水洗いが長くなるので、せっかちな僕には必須な薬液。富士フィルムから「富士QW」と言うのが発売されているのでそれを使います。
これは2リットルの水に粉末を全部溶いて使います。なので、我が家ではQW用の保存ポリビンだけ2リットルです。
出来上がった使用液は綺麗な水色になります。綺麗ですね。でも、間違ってもこれをかき氷に掛けたりしないで下さい。絶対にブルーハワイの味にはなりませんからね。
……と、言う事で、僕の使用する薬剤は以上です。
攪拌には一応こういうビーカーを使うと良いでしょう。安いですしね。攪拌も攪拌棒があると便利です。割り箸とかでも良いですけど、割り箸は水分を吸収するので、薬品をを攪拌した割り箸で他の薬液を溶くのは止めたほうが良いでしょう。
保存はこういうポリビンがあると便利ですし、「これは薬品だぞ!」というオーラをだして家族を近づけない為には良いですが、別に日が当たらないところに置くならばペットボトルでも大丈夫だと思います。が、間違っても飲んだりしないように注意しましょう。
気が向いたら、今度は現像のプロセスを紹介したいと思います。
今日は年に一度の中野区(小P連)ママさんバレー大会を観戦してきました。もちろん我が奥様が出場するからなんですがね。
カメラマンとして、D90で650枚程度撮影しました。生まれて初めてシャッタースピード優先AEを使いました、が、スポーツは難しいですね。スポーツカメラマンの凄さが体感出来た次第です。650枚も撮ったので、数枚良い写真が撮れましたが、さすがにブログでは紹介出来ないのが残念です。
あ、そう言えば、この間(というかずいぶん前に)こんな物を手に入れました。
これで、毎日自家製カクテル飲み放題です。
嘘です。
これはフィルム現像用のタンクですね。
某オークションで、オールステンレスの新品を入手しました。ほぼ定価でしたが(汗)。35ミリフィルム一本用のタンクですね。
本当は35ミリフィルム2本用が欲しかったのですが、よくよく考えると、僕の撮影ペースだと36枚撮り2本撮影するのにずいぶん時間が掛かりそうだし、使用する薬液も少なくてすむしで、1本用にしました。
その後、コツコツと用品を揃え行って現在、
こんな感じになりました。
えーっと、まるで理科実験室のようになっていますが、薬品を使うので致し方ないでしょう。2~3回に分けてコツコツと買いそろえました。全部いっぺんに買うとがさばって持って帰るのが大変なんですね。まだちょっと足りない物があるんですが……。
ここまで揃えて、1万円ちょっと。現像タンクが一番高かったかな。まあ、初期投資はちょっとかかりますが、現像を続けていけば、あと掛かるのは薬品代くらいだから、いずれペイ出来てしまうでしょう。
で、そのうち1回は奥様と一緒にヨドバシカメラで購入。と言うことで、晴れて奥様公認となった訳です。ただ、購入するとき奥様が、
「まさか、薬品臭くなるんじゃないでしょーね」
「え? 少しね」
「何? 聞こえないんだけど!?」
「いや、あんまり臭わないよ」
という会話があったので、奥様がバレーボール大会の打ち上げで居ない今まさにこのブログを書いた後、薬品を調合しようと思います。つうか、もうすでに酢酸臭いんですけど(苦笑)。半殺しは免れないかもな……。
ちょうど今日、トライ-Xを一本撮影し終わったので、明日でも現像してみようかと思っています。仕事で疲れていなかったらですけど。
(気を取り直して)自家現像はじめたので、これからは増感減感思いのままですね。フィルムも、フィルム単位ですが、感度を変えられるんですよ。デジカメのようにコマ毎とはいきませんがね。今回撮影したのはEI(撮影感度)200で撮影したので、減感現像ですね。果たして吉と出るか凶と出るか……、いくら経験者とはいえ、20年以上経ってますしね、しかも慣れている現像タンクとは違う種類。上手く行けば良いんですが……。
自家現像については、追ってレポートしていきます。
カメラマンとして、D90で650枚程度撮影しました。生まれて初めてシャッタースピード優先AEを使いました、が、スポーツは難しいですね。スポーツカメラマンの凄さが体感出来た次第です。650枚も撮ったので、数枚良い写真が撮れましたが、さすがにブログでは紹介出来ないのが残念です。
あ、そう言えば、この間(というかずいぶん前に)こんな物を手に入れました。
これで、毎日自家製カクテル飲み放題です。
嘘です。
これはフィルム現像用のタンクですね。
某オークションで、オールステンレスの新品を入手しました。ほぼ定価でしたが(汗)。35ミリフィルム一本用のタンクですね。
本当は35ミリフィルム2本用が欲しかったのですが、よくよく考えると、僕の撮影ペースだと36枚撮り2本撮影するのにずいぶん時間が掛かりそうだし、使用する薬液も少なくてすむしで、1本用にしました。
その後、コツコツと用品を揃え行って現在、
こんな感じになりました。
えーっと、まるで理科実験室のようになっていますが、薬品を使うので致し方ないでしょう。2~3回に分けてコツコツと買いそろえました。全部いっぺんに買うとがさばって持って帰るのが大変なんですね。まだちょっと足りない物があるんですが……。
ここまで揃えて、1万円ちょっと。現像タンクが一番高かったかな。まあ、初期投資はちょっとかかりますが、現像を続けていけば、あと掛かるのは薬品代くらいだから、いずれペイ出来てしまうでしょう。
で、そのうち1回は奥様と一緒にヨドバシカメラで購入。と言うことで、晴れて奥様公認となった訳です。ただ、購入するとき奥様が、
「まさか、薬品臭くなるんじゃないでしょーね」
「え? 少しね」
「何? 聞こえないんだけど!?」
「いや、あんまり臭わないよ」
という会話があったので、奥様がバレーボール大会の打ち上げで居ない今まさにこのブログを書いた後、薬品を調合しようと思います。つうか、もうすでに酢酸臭いんですけど(苦笑)。半殺しは免れないかもな……。
ちょうど今日、トライ-Xを一本撮影し終わったので、明日でも現像してみようかと思っています。仕事で疲れていなかったらですけど。
(気を取り直して)自家現像はじめたので、これからは増感減感思いのままですね。フィルムも、フィルム単位ですが、感度を変えられるんですよ。デジカメのようにコマ毎とはいきませんがね。今回撮影したのはEI(撮影感度)200で撮影したので、減感現像ですね。果たして吉と出るか凶と出るか……、いくら経験者とはいえ、20年以上経ってますしね、しかも慣れている現像タンクとは違う種類。上手く行けば良いんですが……。
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プロフィール
HN:
Ocha
年齢:
51
HP:
性別:
男性
誕生日:
1972/11/25
職業:
会社員
趣味:
多数
自己紹介:
若い頃は転々と職を変え、一時は教習所の教官を経験するも、結局古巣の建設業に戻り、現場監督から、現在は設計者に。
酒と煙草と家族と亀を愛するアラフォー万年平社員。
そして職歴と同じようにブログも転々とし、三度地面の下から復活。殆ど時事ネタを書かない、情報としては全く価値のない私的な内容を送る、読んでも全くタメにならない、どーしよーもないこのブログへようこそ。
※写真はクリックすると少し大きく表示されます。
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