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葛藤と逡巡と妬みと嫉みと
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 朝いつものようにシャワーを浴びたら、あまりの痛さに蛇口をたたき壊そうかと思った。しかし実際に蛇口を素手で叩いたら、逆に僕の手が壊れてしまうので、あわててお湯の温度を36度(体温ぐらいだ)に下げたが、それでもやっぱり痛くて結局お湯は諦めて水にした。おかげでバッチリ朝から目が覚めたという訳だ。お目覚めには真水シャワーが良い(ウソ)。

 なぜそんな事になったかと言うと、ちょっと話は長くなってしまうのだが(なので面倒くさい人はもうこの先は読まなくて良いです)、原因は昨日の海。ガラガラだった湘南の海である。
 
 毎年夏に海に行くと、奥様は肌を焼きすぎて、夜、完全に火傷になって水ぶくれがそこら中に出来て、僕がほとんど寝ないで看病するのが、「夏と言えば蚊取り線香」みたいな感じで我が家の夏の風物詩的になっているのだが、今回はそれを避ける為の監視役としてずっと奥様と一緒にビーチにいた。僕は奥様の肌の具合を監視し見極めて、奥様が大火傷をする前にビーチから奥様を撤退させる。要はそういう作戦だったのだ。

 しかし、その作戦には欠陥があった。
 奥様は日に焼け慣れているが、僕は元々肌が白いし、焼けても赤くなるだけで黒くはならないし、おまけに日に焼き慣れていない。なので僕の方が奥様よりはるかに早く焼けてしまうのだ。このことが完全に計算外だったのだ。

Cats


 つまり、結論から言うと、奥様は全然大丈夫で僕が焼きすぎて大惨事になってしまったと言うことだ。ミイラ取りがミイラである。

 僕の鼻はとても低くて上を向いている(中野の小堺一機と言われるくらいの上の向きようだ)にも関わらず、真っ先に焼けて赤くなる。ちょっと日光に当たると鼻だけ赤くなるので、子供達から「赤鼻のルドルフ」(サンタさんのソリを引く先頭のトナカイ)と言われるくらいだ。この鼻の赤くなった時点で僕は水着から普段着に替えるべきだったのに、ビーチにいる時はそんなに赤くは見えないし、痛くもない。そこも失敗だった。
 僕の鼻はいよいよ赤く、果たして鼻だけに赤さはとどまらず、顔面全体がシャア専用ザクより真っ赤になり(角を生やしたくなるほどだ)、膝も背中も、赤いを通り越し、むしろ「黒い」だ。今日も気持ちよく晴れて自転車通勤日よりだったのだけれども、洋服が擦れると体中が痛いので、さすがに今日は電車で出勤したほど。

 そういう日なのに、僕が朝礼の司会の当番日だった。
 朝礼の最中、SIGEがまじまじと僕の顔を見ていた。明らかに赤い僕の顔に感づいた様子だ。こんな大惨事の今日、今日に限って僕が朝礼の司会で、今日に限ってSIGEが司会者の真っ正面(いつもはドアの傍にこそっと立っているのに)に陣取っていたのだ。

 朝礼が終わって、SIGEが、
「なんでそんなに顔赤いの?」
 と案の定聞いてきたので、
「昨日の酒が残ってて……、酒焼けだよ、酒焼け」
 と僕が答えたら、
「えっ!! マジで酒?? ウッソ!!」
 とSIGEはビックリ。
 
 ……ってオイ、そこ信じるなよ。 

 そうじゃないかって、薄々感じてはいたが、やっぱり太陽ってニクい奴なのである。ヒーヒー言わされちゃってるのである。いつになったら治る事やら、それが現在一番の関心事なのである。

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性別:
男性
誕生日:
1972/11/25
職業:
会社員
趣味:
多数
自己紹介:
 若い頃は転々と職を変え、一時は教習所の教官を経験するも、結局古巣の建設業に戻り、現場監督から、現在は設計者に。
 酒と煙草と家族と亀を愛するアラフォー万年平社員。

 そして職歴と同じようにブログも転々とし、三度地面の下から復活。殆ど時事ネタを書かない、情報としては全く価値のない私的な内容を送る、読んでも全くタメにならない、どーしよーもないこのブログへようこそ。

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