忍者ブログ
葛藤と逡巡と妬みと嫉みと
[573]  [572]  [571]  [570]  [569]  [568]  [567]  [566]  [565]  [564]  [563
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 朝起きて床暖房のスイッチを入れても一向にリビングが暖かくならない。コーヒーを淹れて震えながら煙草を一本吸ってNHKを点けると丁度気象情報で渋谷の様子が写し出されていた。
「雪降ってんじゃん」
 慌ててカーテンを開けて窓も開けると、薄暗い空にふわりふわりと白い物体がしかし大量に舞っていた。あまりの寒さに窓を閉め、これは中々部屋が暖まらない訳だと思い、床暖房の温度設定を最強にした。





 お昼頃になり、窓から外を確認すると、さすがに道路には積もっていないものの、建物の屋根などにはうっすらと雪が積もっていた。すでに娘は友達と新宿のスイーツ(最近はケーキとか言わないんだね)を食べに行っていたし、息子は雪に興奮して少しおかしなテンションで外に遊びに行っていた。窓から数枚表の様子をオリンパスのXAで撮影して、僕はグラスに氷を入れて真っ昼間から雪見酒と決め込んだ。雪は綿飴のようなものから細かいものになったり、刻一刻と変化していて見ていると意外と楽しい。

 そうこうすると息子が友達と一緒にびしょびしょになって帰って来て、さすがに外は寒いし、雪も積もらないし、児童館も休みだしで、ただの雨と一緒の状態だったようで、家で遊ぶ事にしたらしい。
 友達が夕方帰宅すると、それにあわせたように娘も帰ってきた。今日は奥様は遅番でおまけにその後飲み会なので、子供達と一緒に近くのトンカツ屋さんに食べに行くことにした。





 ここのトンカツ屋さんは、実は僕の知っているトンカツ屋さんの中で一番美味くて、お値段はまあ、ちょっと高い程度なんだけど、子供達も小さいときにこのトンカツを食べさせたらそれ以来、トンカツはここ以外のモノを進んで食べようとしなくなってしまった。1回無理して新宿の有名なトンカツ屋で食べさせたことがあったが、それでも店の中でキッパリと「家の近くのトンカツ屋さんの方が美味しい」と言い切るほど。
 食育と言うことで、子供達に美味しいモノを食べさせるのは大事かもしれないが、しかし、お高い食べ物を1回与えてしまってそれが癖になると、親としてはとっても痛い。何が痛いってそりゃ経済的にだ。親と一緒に親の好みで良いモノを食べさせていると、そういうモノしか食べなくなってしまう。やっぱり子供が大きくなるまでは食事は粗食が一番だと思った。が、僕たち夫婦は子供の頃超粗食だったので、大人になってから箍が外れたように美味い食べ物を探し漁って、子供が生まれてからもそうしてしまった。なので子供が生まれて家族が四人になって、そして子供が大きくなって食べ盛りの今、我が家のエンゲル係数は異常に高い。

拍手[1回]

PR
カレンダー
12 2025/01 02
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
プロフィール
HN:
Ocha
年齢:
52
HP:
性別:
男性
誕生日:
1972/11/25
職業:
会社員
趣味:
多数
自己紹介:
 若い頃は転々と職を変え、一時は教習所の教官を経験するも、結局古巣の建設業に戻り、現場監督から、現在は設計者に。
 酒と煙草と家族と亀を愛するアラフォー万年平社員。

 そして職歴と同じようにブログも転々とし、三度地面の下から復活。殆ど時事ネタを書かない、情報としては全く価値のない私的な内容を送る、読んでも全くタメにならない、どーしよーもないこのブログへようこそ。

※写真はクリックすると少し大きく表示されます。
ブログ内の検索
お気に入り
アクセス解析
Ninja Toolsを使用しています

Copyright (c)~前略・地面の下より~SeasonⅢ All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog  Photo by Kun   Icon by ACROSS  Template by tsukika


忍者ブログ [PR]