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葛藤と逡巡と妬みと嫉みと
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 何となく今、人生の岐路に立っている。

 立っているような気がする。

「気がする」だけだけど。

T字路


 帰りの電車の中、僕の前に3人の男が並んで座っていた。一人の初老の会社役員っぽい口ひげを蓄えたダンディな男性と、恐らくその部下と思われる30代後半風の男二人。風体は三人とも普通のサラリーマンと言うよりは、デザイン会社のデザイナーのような感じ。

「自分の十年後を想像出来るか?」
 初老の男が二人に聞いた。
「ええ、出来ますよ」
 と一人の男。しかし、しばし沈黙、そして「漠然とですがね……」
「確かに私も漠然とですが、想像すると、少し怖いですね」
 ともう一人の男。暫く三人は黙り、そして初老の男が口を開いた。
 初老の男は何かたぶん良いことを喋ったような気がするが、その時、僕は初老の男性のセリフを聞かずに、視線を右上に上げ、中吊り広告を見るような感じで、自分の十年後を想像してみた。

 自分の十年後。
 ダラダラと生きている筈なのに、十年後どうありたいか、ハッキリと映像としてヴィジョンが見える。そのヴィジョンを実現するために努力するかしないか、恐らくその違いだけなのだろう。

 努力した後のヴィジョンとしなかった時のヴィジョン。両方が見えた。
 僕はどちらのヴィジョンを現実に変えるのだろうか。それとも今は見えなかったもう一つのヴィジョン?

 そこまで考えた所で電車が駅に滑り込んだ。
 三人の男達は立ち上がり、僕に手刀を切りながら電車を降りていった。

 電車が再び動き出した。いつもなら電車の中では眠っているような思考状態なのに、一度グルグルと思考が動き出したらもう止まらない。
 やはり今、人生の岐路に立っているような気がする。

 それでも、やっぱり、それは「気がする」だけ、だったりなんかするんだけども。

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塊


 何に使う道具なのだろうか? 巨大な万力にも見えない事もない。

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 何故だか今日はこのブログのカウンタがグルングルン回っていて、普段はせいぜい30人程度の恐らく常連さんくらいしか訪れないのに、今日に限ってこのエントリを記述している時点で200人以上の方に訪問頂いているようだ。初めての事態で少々驚いている。
 一体どういう訳だと思い、アクセス解析を久々に開いてみたら、どうやら僕のカメラD90の不具合について書いたエントリにアクセスが集中しているみたいだ。

 そういえば、3代目になってからのD90について書いていなかったので、ココに報告すると、やっぱりフリーズは起こるが、以前のような頻度ではない。おまじない代わりに、使用する前にレンズを一度脱着すると、その日一日は気持ちよく使える。おまじないをしないと、だいたい早い段階で不動になるのだが、レンズ脱着で回復する。1回レンズ脱着をしてしまえば、だいたいその日にフリーズする事はない。まあ、電子機械なんてこんなモノじゃないだろうかな、と思うようにしている。もう一台のOLYMPUSのOM-1は、完全機械式(電池が切れても写真撮れるんだ。露出計は動かなくなるけど)みたいに、歯車だけで動くカメラ(言い過ぎか?)に慣れていたので、最初のうちはかなりビビッたが、最近は、「あ、いつもの?」って感じだ。

ポール(牧ではない)


 中学生の頃はOLYMPUSのOM-10を使用して、その後ステップアップして、OM-4になった。その頃からOM-4はかなりカメラが電子化しているなぁと感じたモノだけれども、不具合って言うのはなかった。それほど最近のカメラつうのは高度化しているって事だろう。

 今日はとても晴れたので、D90を片手に近所を散歩してきた。
 風が強くて、日陰にいるととても気持ちよいのだが、日向で歩いているとぽたりぽたりと汗が落ちた。余りにも汗をかくので1時間ほどで退散してきたが、使用前にレンズの脱着をしておいたら(そのせいかどうかは解らないが)、この猛暑の中、我が愛機D90は一つも文句を言わずちゃんと働いてくれた。
 機械はちゃんと働いてくれたが肝心の僕の腕が……。

 機械に文句を言う前に、自分の感性を鍛えようと思った今日この頃なのである。

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ただいま解体中


 ユンボを見ると、なんだか血が騒いでしまう。何故だろう?

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 仕事のストレスを趣味で発散するのは間違いだと気がつきました。
 どんな趣味をしていても、その趣味自体でストレスを感じるからです。たとえばプラモデルを作る趣味があるとして、細かい部品を組み立て、塗装して時間をかけて組み立てるという作業、うまくいかないときもあれば、失敗するときもある。そこでストレスを感じる訳です。しかし、完成すればその苦労は報われて、そこで晴れてプラモデルを作るときに発生したストレスを発散した、ということになるのでしょう。綺麗に完成すれば気持ちいいですし、上手に完成しなかったら、それは新たなストレスになる、という訳です。

橋脚


 なので、ストレス発散のために何か別な遊びをやるとか、趣味を持つというのは間違いのような気がします。特にアルコールはほとんどの場合、ストレス発散にはなり得ません。余計溜まります。ストレス発散はそのストレス発生源から処理しないとどうにも駄目なようです。
 
 仕事のストレスは仕事で発散するしかないし、家庭でのストレスは家庭で処理するしかない。趣味のストレスも趣味で発散するしかないのです。

 と、偉そうに上目線で知ったかぶっこいていますが、それが上手く切り替えて出来るのなら、誰も苦労しない訳ですよね、はい。

 失礼しました。

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 ここん所数日ネガティヴなエントリが続きましたが、本日、「僕には人にモノを教える才能がない」と言う事で僕の全ての細胞達による満場一致の合意を得て(ナンノコッチャ)、このたびめでたく脱ネガティヴと言うことに相成りました。いやはや、実は僕、学生の頃は教師になる夢があったのですが、今回のこの合意を受けて、教師にならなくて本当に良かったと思っている次第です。フゥーッ、アブねぇアブねぇ。

 と、そんなくだらない話は置いておいて、皆様、今日は日食は見られましたか? インターネットのニュースを見ると、皆既日食の見られると言われた悪石島は残念ながら悪天候だったようですね。
 
 僕はと言えば、今日は天候が悪いと言うことでしたが一応念のためカメラを会社に持っていき、朝までは日食を見る気満々だったのですが、普段グウタラのくせにこういう日に限って仕事に熱中してしまい、日食の事など完全に忘れ去っていました。すると、昼休みの終わり頃に奥様から、
「iPonで皆既日食撮れた」(原文のママ)
 とメールが。

 ちなみに「iPon」とは「iPhone」の事(余談ですが僕らが使用しているのは、3GSではなく、ただの3Gです)。僕たち夫婦はiPhoneの事を愛称で「アイポン」と言っているのです。もう一つ付け加えると、東京で見られるのは「皆既日食」ではありません。ニュースなどで皆既日食皆既日食と騒いでいるので、奥様は日食は全て「皆既日食」と言うモノだと勘違いした模様であります。

 で、そのメールには写真が添付してありました。下がその写真です。

日食(妻撮影)


 真ん中くらいに白く写っているのが太陽です。
 小さくてよく解らないかもしれませんが、拡大してみると、なるほど確かに欠けています。すごい、すごい。そしてそれに、なんだか深い蒼の中に輝く白い太陽、とても幻想的で綺麗じゃあ~りませんか(チャーリー浜風)。

 うぐぐ、なんだかちょっと悔しいのは気のせいでしょうか?
 何が悔しいって、こんな綺麗な写真をいとも簡単に何も考えず、しかも携帯電話のカメラ、おまけにそのカメラと来たら、現在の日本の携帯電話のカメラの中では最低ランクの性能であろうiPhone3G(しつこいようだが3GSではない)のカメラで、ですよ。
 僕には以前、現在の自転車、キャノンディールCAAD8になって始めてレースに参戦した時、「こりゃ自転車もイイヤツになったし、タイムも良くなるぞ?!」なんて息巻いていたら、結果は以前の自転車(GAIANT ESCAPE R1)と比べて、たいして良くならなかったという事がありました。その時、子供の頃見たアニメ、機動戦士ガンダムでの「赤い彗星シャア」のセリフ、
モビルスーツの性能の違いが戦力の決定的差ではないと言うことを教えてやる
 というのを痛いほど実感した思い出があるのですが、事、写真にしてもそうであったのかと今日身に染みて痛感しましたね。いやはや、参った、参った。あはは……。

 でも、そう考えるとガンダムって世の道理とかをあらわす教訓とか格言っぽいモノが随所にちりばめられていて、すごいですね(って、そっちかよ!)。
 

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 取り柄がない。

 人には必ず最低何か一つは取り柄があると言うが、僕にはこれと言った取り柄がない。
 ドラえもんに出てくる野比のび太でさえ、あやとりと射撃(玩具のピストルだが)と、寝ようと思えばいつでも寝れるという得意分野があるのにも関わらず、うーん。僕にはない。それとも自分の取り柄に自分が気が付いていないのだろうか。

置き場


 小学生の頃、自己診断として自分の長所と短所を書きなさいと言うのが度々あった。自分の短所と言うのはさして深く考えることもなく幾らでも箇条書きが出来たのに、長所となると、いつも「うーん」と唸って、無理矢理適当に考えついた長所を一つ二つ書く程度だった。

 でも考えると、「取り柄」ってなんだろう? こうやってたいした大病もせずに今も生きて行けるってのが最高の取り柄なのかもしれないな。でもその「取り柄」も寿命が来た時点で終わり。

 ああ。取り柄のある人が羨ましくなってついつい自分に愚痴ってしまった。失礼いたしました。

 あしたガンバロ。

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性別:
男性
誕生日:
1972/11/25
職業:
会社員
趣味:
多数
自己紹介:
 若い頃は転々と職を変え、一時は教習所の教官を経験するも、結局古巣の建設業に戻り、現場監督から、現在は設計者に。
 酒と煙草と家族と亀を愛するアラフォー万年平社員。

 そして職歴と同じようにブログも転々とし、三度地面の下から復活。殆ど時事ネタを書かない、情報としては全く価値のない私的な内容を送る、読んでも全くタメにならない、どーしよーもないこのブログへようこそ。

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