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葛藤と逡巡と妬みと嫉みと
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 会社を出る時には土砂降りで、家に着く頃はまた晴れているという、見事なレインマンっぷりを今日も発揮してしまった。中国か何処かでは干ばつの地で小さなミサイルを飛ばして雨を降らせるという事をやっているみたいだが、それならば僕はどうだろう? 何処へでも飛んでいくよ? みたいなことを考えていると言ったら嘘になるかもしれないかもしれない(どっちだ?)今日この頃10時頃。自分でも何を書いているのか良く解らない。ここまで真面目に読み進んで来てくれた人に対して申し訳ない気持ちで一杯であると言ったらそれも嘘になるかもしれないかもしれない(だから一体どっちだ?)。

 さて、プロローグはここら辺にして、本題に入ろう。

 僕自身は特にそうは思っていないのだけれども、よそ様や奥様に言わせると、僕はモノにとことん執着するタイプだと言う。そう言われ続けてかれこれもう20年以上経つのだけれど(遠い目)、「ああ、僕はやっぱり実は執着しているんだな」と実感出来る事が実は最近あった。というか現在進行中のingなのである(古いなぁ)。
 僕は腕時計にスピードマスターのオートマチックを使っている。これは確か二十代も半ばを過ぎた頃、特に頻繁に見る訳ではないのに、必ず腕時計を身に付ける僕に奥様が「そろそろ何処に出ても恥ずかしくない腕時計をしなくちゃね」と言うことで誕生日に買って貰った時計だ。
 その時計も10年選手となって5月くらいからとうとう動きがおかしくなってきた。おかしな動きというのは、別に一秒進んで二秒戻るというように、水前寺清子チックな笑ってしまうような動きではなくて、少し動いては停まり、また少し動いては停まってしまうと言う、異常な動きをすると言う意味だ(そろそろ怒られそうだな)。そういう訳で完全にぶっ壊れてしまう前に修理も兼ねて奥様の職場(デパート)にオーバーホールに出すことにして奥様に時計を託した。それが6月末の事。まあ、いきなりオーバーオールではなくて見積もりからなのだけれども、その見積もりの時点で見積書に収入印紙を貼られたのを見た奥様は、
「背筋に何か冷たいモノを感じた」
 と後日僕に語っている。


OPEN


 ……話が逸れました。
 話戻して。
 で、毎日使ってる腕時計が右腕から消えた途端、もう、次から次へと嫌なことが起こったりなんだりかんだりで、情緒不安定な毎日。取りあえず、高校生の頃使っていたTIMEXの手巻きの時計を引っ張り出して使っているが(機械式の時計はこういうとき便利だね)、もう、いつもあるはずの重量感が右腕に無いと言うだけで、なにもかもが上手く行かないような気がする。とは言っても結局自己暗示を勝手に掛けているだけというのは自分でも解っているのだが、何だか落ち着かないのだ。これで僕は「いやあ、僕ってモノに執着してるんだなぁ」と、自分で理解出来た次第なのである。執着と言うより依存に近いような気がするけど、まあ、細かい事は気にしないのだ(時計がないだけでおかしくなるのは十分細かい事を気にしているなんて声が聞こえそうだけど、僕は超能力者ではないので聞こえない)。

 さて、背筋に冷たいモノを感じた奥様の予感は、実は大正解で、見積もりを頼んで2週間目にやっと奥様の元に見積もりが出た。そこに書いてあった金額はなんと7万円オーバー。冷たいモノが走った背筋から自分の魂が抜けていくような感覚に陥ったと奥様は僕に告白した。手足がガクガク震えて、冷や汗をかきながらも、修理のゴーサインを出したとも。

 そんな修理のゴーサインを出してから早2週間。まだスピードマスターは帰ってこない。僕の精神不安定は続き、奥様の支払いに対する恐怖も続き、夫婦で肩を寄せ合いながら二人で互いの不安に今日も恐れおののくのであった。いつまでこの状態が続くのであろうか? 僕たち夫婦の未来は? それは神のみぞ知る……のか?


Nikon D90+AF-S DX NIKKOR 16-85mm F3.5-5.6G ED VR

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誕生日:
1972/11/25
職業:
会社員
趣味:
多数
自己紹介:
 若い頃は転々と職を変え、一時は教習所の教官を経験するも、結局古巣の建設業に戻り、現場監督から、現在は設計者に。
 酒と煙草と家族と亀を愛するアラフォー万年平社員。

 そして職歴と同じようにブログも転々とし、三度地面の下から復活。殆ど時事ネタを書かない、情報としては全く価値のない私的な内容を送る、読んでも全くタメにならない、どーしよーもないこのブログへようこそ。

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