僕たち「腐ったミカンじゃねぇ」世代(ちょっと幅は広いけど)は、いわゆる精神論教育の終焉を迎えた頃に多感な学生時代を生きたせいで、なんでも気合いと辛抱と忍耐の世界と、バブルが訪れ、金さえあれば何でもアリの世界の両方を経験している。そのため、同世代は結構混乱して変な人格(良い意味でね)の人達が多い。子供の頃に「片手にピストル、片手に花束ぁ」とかブランコに乗りながら歌ったりするぐらいだから、今考えると相当シュールだったように思う。我が家の奥さんなんか、ナツメロで「また逢う日まで」なんか流れてしまうと、「キャーッ!! キヨヒコーッ」と身を乗り出してテレビに向かって手を振ってしまうのだから、世代というのは恐ろしいモノである。
いやまてよ? こんな事を書きたかった訳じゃないぞ? あれ? 何を書こうと思ったんだっけな?
そんな時代の代名詞と言えば、尾崎豊氏なんだろうけど、亡くなってしまった人の事をどうこう言うのは気が引けるけれども、僕は彼の唄が大嫌いだ。嫌いになった理由が、多分中学生か高校1年生の頃だったと思うが、バンドをやっていて、そのバンドの課題曲のスコア(楽譜)集に、彼の「15の夜」と言うのが一緒に載っていた。聞いた事もない歌手のその歌詞を見て愕然としたのだ。
「盗んだバイクで走り去る」
……って、ヲイ!
当時からバイク好きだった僕としては、許せない一行だった。自由を求めるために他人のバイクを盗むって、そりゃ、自由とワガママを履き違えていないかい? アンタ。
と、ワガママ真っ盛りのティーンエイジャーが思ってしまったのだ。それ以降、彼の詩は、何もかもが勝手なワガママに聞こえてしまい、好きになれなかったのだ。未だに好きじゃないけど。
ただ、手放しで嫌いと拒絶出来ない何かがあった。僕たちの世代はそう、自由とワガママの区別が上手く出来ない世代なのだ。件の精神論的教育を受けておきながら、ある日突然手のひらを返したように、そういう教育は間違いと先生達は言い出したのだから。
僕はだからというわけではないけど、集団行動と言うのがもの凄い苦手で、実際に高校の修学旅行とか校外授業とか言うのは全て逃げてきた。バックれたのだ。まあワガママなんだけど、それを自由だと思い込んでいた訳。だから尾崎氏の事は強く言えない訳なんだけど、その世代が今親になって、モンスターなんちゃらとか言われている訳だけど、それはある意味仕方がないことかなぁ、なんて思う。僕らの世代は良く、「今時の若い奴は」なんて言われた世代だけれども、確かにそう言われても仕方のない行動をとっていたのも事実だけれども、そういう「若い奴」を作ったのは、「今時の若い奴は」と言っていた世代であって、そう思うと、このモンスターなんちゃらとか言われている世代の次の世代はどうなってしまうのか、もの凄く興味津々なのである。
こう振り返って見ると、その世代世代ののキャラは何者かに作られているような気がしてならない。「時代だよ」と言われてしまえばそれでお仕舞いだけれど、なんだか納得いかない。結局僕たちは色々なメディアや教育に踊らされている時計仕掛けの存在なのかもしれない。
「時計じかけのオレンジ」の主人公アレックスのように「若気の至り」と総括する気持ちは甚だないが、でもやっぱり彼の言う通り、次の世代の若気の至りを止めることなど僕たちには結局出来ないのだろう。なぜならやっぱり僕たちは何処かで「時計じかけ」なのだから。
いやまてよ? こんな事を書きたかった訳じゃないぞ? あれ? 何を書こうと思ったんだっけな?
そんな時代の代名詞と言えば、尾崎豊氏なんだろうけど、亡くなってしまった人の事をどうこう言うのは気が引けるけれども、僕は彼の唄が大嫌いだ。嫌いになった理由が、多分中学生か高校1年生の頃だったと思うが、バンドをやっていて、そのバンドの課題曲のスコア(楽譜)集に、彼の「15の夜」と言うのが一緒に載っていた。聞いた事もない歌手のその歌詞を見て愕然としたのだ。
「盗んだバイクで走り去る」
……って、ヲイ!
当時からバイク好きだった僕としては、許せない一行だった。自由を求めるために他人のバイクを盗むって、そりゃ、自由とワガママを履き違えていないかい? アンタ。
と、ワガママ真っ盛りのティーンエイジャーが思ってしまったのだ。それ以降、彼の詩は、何もかもが勝手なワガママに聞こえてしまい、好きになれなかったのだ。未だに好きじゃないけど。
ただ、手放しで嫌いと拒絶出来ない何かがあった。僕たちの世代はそう、自由とワガママの区別が上手く出来ない世代なのだ。件の精神論的教育を受けておきながら、ある日突然手のひらを返したように、そういう教育は間違いと先生達は言い出したのだから。
僕はだからというわけではないけど、集団行動と言うのがもの凄い苦手で、実際に高校の修学旅行とか校外授業とか言うのは全て逃げてきた。バックれたのだ。まあワガママなんだけど、それを自由だと思い込んでいた訳。だから尾崎氏の事は強く言えない訳なんだけど、その世代が今親になって、モンスターなんちゃらとか言われている訳だけど、それはある意味仕方がないことかなぁ、なんて思う。僕らの世代は良く、「今時の若い奴は」なんて言われた世代だけれども、確かにそう言われても仕方のない行動をとっていたのも事実だけれども、そういう「若い奴」を作ったのは、「今時の若い奴は」と言っていた世代であって、そう思うと、このモンスターなんちゃらとか言われている世代の次の世代はどうなってしまうのか、もの凄く興味津々なのである。
こう振り返って見ると、その世代世代ののキャラは何者かに作られているような気がしてならない。「時代だよ」と言われてしまえばそれでお仕舞いだけれど、なんだか納得いかない。結局僕たちは色々なメディアや教育に踊らされている時計仕掛けの存在なのかもしれない。
「時計じかけのオレンジ」の主人公アレックスのように「若気の至り」と総括する気持ちは甚だないが、でもやっぱり彼の言う通り、次の世代の若気の至りを止めることなど僕たちには結局出来ないのだろう。なぜならやっぱり僕たちは何処かで「時計じかけ」なのだから。
OLYMPUS OM-1+G.ZUIKO 50mm F1.4
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プロフィール
HN:
Ocha
年齢:
51
HP:
性別:
男性
誕生日:
1972/11/25
職業:
会社員
趣味:
多数
自己紹介:
若い頃は転々と職を変え、一時は教習所の教官を経験するも、結局古巣の建設業に戻り、現場監督から、現在は設計者に。
酒と煙草と家族と亀を愛するアラフォー万年平社員。
そして職歴と同じようにブログも転々とし、三度地面の下から復活。殆ど時事ネタを書かない、情報としては全く価値のない私的な内容を送る、読んでも全くタメにならない、どーしよーもないこのブログへようこそ。
※写真はクリックすると少し大きく表示されます。
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