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葛藤と逡巡と妬みと嫉みと
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 会社帰り。
 空いていたので電車の一番ドア側の席に座った。
 赤坂見附でいきなり混み出し、僕の横、つまりドアの所に若い女性が立った。
 座席の肘当てに相当する部分にどかっと座り、僕の肩にその女性のお尻が乗った。気分が悪いので、僕は少し前屈みになって肩の位置をずらすと、今度は女性が肩に掛けていた鞄が僕の肩に乗った。
 まあ、僕は座っているのだから、少しは我慢しようと思っていたら、四谷で女性が何を思ったか突然僕の方を振り返り、彼女の肘が僕の頭に激突した。さすがに僕も少し頭に来て、女性を見上げるように見たら、どういう訳か彼女の目は焦点が定まらず、何処を見ているのか、目が完全に泳いでいた。

 僕は思った。耐えよう。
 努めてみよう聖人の忍耐力を、と。


聖人の忍耐力でたこ焼きを耐える



 先日、息子が僕に訴えた。新しい担任の女先生が、給食の時間に卵を食べろと言われ、仕方なく食べたと。
 僕は息子に言った。アレルギーの事は話したのか? 
 すると息子は、言ったけど、届けが出ていないから、食べろと言われたという。
 息子は卵黄と動物の毛にアレルギー反応を起こす。ただ、それは深刻なモノではなく、身体中に発疹が出て痒くなり、掻きむしることで全身血だらけになる程度で、生死の問題になる訳ではない。
 しかし、僕は思った。
 アレルギーと言うのなら、安全側に考えると、信じられなくても取りあえず親に確認を取るまで食べさせないのが筋だろうと。
 去年までの先生は、入学の時に口頭と連絡帳ででその事を伝え、三年生の担任までは引き継がれて、息子は卵を食べなくても良いことになっていた。なので、まさか引き継がれていないとは息子も思っていなかったらしく、少しビビったのだろう、パパ連絡帳にアレルギーの事書いて、と言ってきた。息子は最近髪の毛の寝癖を気にするくらいなので、全身に発疹が出来るのがイヤらしいのだ。
 嫁が連絡帳にアレルギーの事を書いた。
 そして返事が来て、今日、僕は読んだ。
「ご心配なら医師の診断書をお出し下さい。給食室でも対応して下さるそうです」
 つまり、それは、その前後の文脈を見ると、診断書を提出しない限り、食べさせると言うことらしい。
 まあ、形式上と言うか、手続き上はそうなるのだろうが……。担任の先生が替わり突然杓子定規になったのでビックリしている。まあ、診断書を提出するのはやぶさかでは無いけれども、それまでは食べさせるというスタンスは、どうかと思うんだけど。診断書代、学校に請求してやろうかしら?(セコイ)

 僕は思った。でも耐えよう。
 努めてみよう聖人の忍耐力を、と。

 ちなみに息子はアレルギーを知っているから食べないだけで、本来は卵が大好きなので、食べろと言われると喜んで食べるのである(ダメじゃん)。
 結局アレルギー体質に生んだ両親が悪いと言うことなのか。

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男性
誕生日:
1972/11/25
職業:
会社員
趣味:
多数
自己紹介:
 若い頃は転々と職を変え、一時は教習所の教官を経験するも、結局古巣の建設業に戻り、現場監督から、現在は設計者に。
 酒と煙草と家族と亀を愛するアラフォー万年平社員。

 そして職歴と同じようにブログも転々とし、三度地面の下から復活。殆ど時事ネタを書かない、情報としては全く価値のない私的な内容を送る、読んでも全くタメにならない、どーしよーもないこのブログへようこそ。

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