筆記用具は大好きさ

　筆記具では鉛筆が一番好きだ。
　意味もなく鉛筆を削ったりする。もちろんナイフ（アーミーナイフ）で削る時もあるし、鉛筆削りで削る（どちらかと言うと鉛筆削りで削る方が多い）事もある。鉛筆を削っていると心が落ち着くのだ。鉛筆削りも、手動のだが、実は数個持っている。だからつまり、僕は「削る」という行為が好きだと言えるんじゃないかと思う。それが証拠に、現場に行く時に持って行く筆記用具は芯ホルダだ。芯ホルダというのは、シャープペンシルのような機械に、鉛筆のまさに芯の部分を入れるような筆記用具で、そのままだと芯が太いので、芯を「削る」行為が発生する筆記用具だ。この、芯ホルダの芯を削る時も、何とも言えない恍惚感を味わえるのだ（アヤシイヤツだ）。なので、芯を「削る」と言う行為がない、シャープペンシルを僕は製図用以外で持っていない。製図用のシャープペンシルも、うーんと、ずいぶん触っていないような気がする。CADで図面を書くようになって本当に、シャープペンシルなんて、めっきりさっぱり使わなくなった。同じようにロットリングも使わなくなったな。

すでに鉛筆はケースで買ってしまう。ケースで買うと落ち着くのだ。

　CADで図面を書くようになって、シャープペンシルを使わなくなったと書いたけれども、コンピュータの台頭で、文章も手で書かなくなった。昔は「ワープロする」と言えば「清書する」というイメージがあったけれども、今では下書きもキーボード上でする。だから筆記用具としての鉛筆を何に使うのかというと、結局手帳にメモする程度にしか使っていない。
　僕は、実は、もの凄くよく物事を忘れる人なので、手帳にメモする事は欠かせないのだ。どれぐらい物忘れが酷いかというと、手帳にメモしたことを忘れるくらいすごいのだ（意味ないじゃん）。なので、スケジュールとか、トゥ・ドゥとかは、もう手帳に書きまくって、手帳は肌身離さず持っている。携帯電話とかのメモ機能ではどうもダメ。予定とかに関してはどうしても手帳に書かないと……、と言うか、手帳に書くという行為によって僕の場合「記憶する」手段となっているようだ。なんだかんだ言って結構アナログなのである。

手帳は2007年からモレスキンの「スケジュール＋ノート」を愛用している。

　そうそう、アナログと言えば、スピードマスター（時計）。まだ帰って来ない。このまま昔のカメラ（オリンパスOM-4）の時のように忘却の彼方に追いやられてしまうのではないか（修理に出したまま撮りに行くのを忘れ、気が付いたら修理に出したカメラ屋が潰れてなくなっていたという経験があるのだ）と、ちょっとビビっている。もしかして、海外で修理しているのかなぁ、修理代も高いし……。そんな訳ないか。

つぶやき

　なにげに流れていたスマップの新曲が、マイケル・ジャクソンの「Black or white」に凄く似ていると思った今日この頃１０時頃。

吸引力の変わらないただ一つの駅

　日比谷線入谷駅。

　ダイソン入谷と呼んで下さい。もの凄い吸引力です。
　雨の日など傘の死骸が点々としています。気をつけないと階段から落ちます。マジで。

iPhone3Gs

　

島

Nikon D90+AF-S DX NIKKOR 16-85mm F3.5-5.6G ED VR

コミュニティ

Nikon D90+AF-S DX NIKKOR 16-85mm F3.5-5.6G ED VR

そのむこう

Nikon D90+AF-S DX NIKKOR 16-85mm F3.5-5.6G ED VR

23°26′

　ふと空を見上げ、太陽を見た。
　明け方の雨が止み、厚い雲の中から白い太陽が僕を睨んでいた。それを見たとき思った。およそ４６億年前、人間によって神や仏が語られるよりずっと前。生命が生まれるずっとまえから太陽はここを見ていたんだと。

　人は色々なモノに神秘を見いだし神を感じるのだろう。それはそれぞれの心の中にあれば良いもの。他人に押し付けるべきもでは決してない。それが政治や迫害や戦争に利用されてきた歴史をみれば、それは明らかな事だろう。人は人の畏怖の心を、人の支配に利用してきた。日本人によくあるステイタスやファッションとしての宗教なんて必要ない。だったらなんで右手で握手して左手で殴り合うんだ？　信じるべきものは自分の心の中だけに……あるんじゃないのかい？

　……雲の中に怪しく輝く太陽を見て、ふとそう思った。

Nikon D90+AF-S DX NIKKOR 16-85mm F3.5-5.6G ED VR